緑あふれる初夏、さらに紅葉の秋には、なお一層見事な眺めとなる秋保大滝は、幅6m落差55mで、日本三名瀑の一つ。
秋保大滝に入口に祀られた秋保大滝不動尊の正式名は、滝本山西光寺。
不動明王を本尊とする真言宗智山派のお寺さんです。
東北三十六不動霊場29番札所でもあります。
開基は円仁(慈覚大師)さまと伝えられおり、860(貞観2)年、山形県に山寺を創建した帰途、この地に霊感を感得され不動明王を彫ったそうです。
現存する秋保大滝不動堂は、1825(文政8)年、知足上人の再建。
ご本尊である不動明王は伊達家の鋳物師津田甚四郎の作で像高3.3m。
胴回りは5.1m、膝回り7.2m、火焔の高さ5mというから、金銅不動明王としての巨大さは、現存するなかでも日本一といわれているそうです。
拝観料もなしで、靴を脱いで不動堂にお参りすれば、目の前でお不動さまのお姿を見ることができます。
ありがたいことです。
でもそうされる方が多くないのは、秋保大滝のついで、の感覚をお持ちなのかと思われます。
お不動さまの御膝元で少しの時間を過ごすと、いつもですが、とても慈悲深いパワーを感じます。
般若心経とご真言を唱えると、気持ちがスッと救われたというか、スッキリした気持ちに満たされる自分を感じました。
この秋保大滝不動尊は、ご縁を頂けるお寺さんだと、私はそう思っています。
なぜなら、お参りする度に、ご縁を頂くことができましたと、ご報告にお参りしていることが多くて。
秋保大滝。
圧倒される爆流。
2019年、宮城県と山形県を結ぶ林道「二口線」は、8月9日(金)13時より全線開通となりました。
山形に入ると、山寺が見えてくるはずです。
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