後生掛温泉の旅館部に泊まったのは3~4年位前のことです。
5月の始めでしたが、山岳地帯にありがちな寒暖の差の激しさも、床暖房完備のお部屋のおかげで、一日中快適なあたたかさで過ごすことができました。
夕食は山の幸がメインで、山菜や焼いた川魚、お刺身、天婦羅、茶碗蒸しなど、心のこもったお料理にお腹がいっぱいになった記憶があります。
再び泊まろうとした時、予約の際に満室だったために、自炊棟2階の個室に泊まりました。
自炊棟にはテレビはないものの、何にも拘束されない気軽さが私には合っているようで、何度も浴室を行ったり来たりしながら、一日中床暖房でポカポカのお部屋で、ゴロゴロしてすごしました。
一泊でしたが、思えばあっという間でした。
今回はどっしりと腰を据えて湯治する機会に恵まれ、名物のオンドル個室(1F)を3泊予約しました!
部屋に入ると、さすが自然の温泉作用を利用したオンドルとあって「なにこのあつさ~!!」とどんどん脱ぎだしてしまう暑がりな相方
お部屋の窓を開けるとすぐ横に誰かの車にあるという景観にはがっかりしましたが、窓下に食材を吊るしておける釘が打ちつけられていて、今時期は天然の冷蔵庫として引っかけて使うもののようでした。
部屋は4畳くらいはあるでしょうか。薄いゴザ敷きのまるで独房のような雰囲気に始めは少し抵抗を感じましたが・・・
温泉に入浴して部屋に戻る頃には、ノープロブレム!!
郷に入るは郷に従えですね♪
この湯治場の部屋には、テレビも時計もカレンダーもありませんし、携帯も圏外。
オンドルのため、毎日の絶対必需品のパソコンは無し。
あるものは、心のゆとり(時間)とあるがままの自然。
自分のこれからの目標を考えたり整理したり、相手の話をじっくり聞いたり、本を読んだりするには、とても良い環境です。
湯治場には皆で使える本棚があり、純文学も山系も漫画も雑誌もエロ系もあって、バラエティーに富んでいます。
特に長期滞在の方は、本を読んでゆっくりと時間を過ごしているようでした。
湯治場には、ガス台がありますが、この天然の蒸し器は、便利な調理器具の一つでです。
見てください、エネルギーは大地のパワーだけですよ!
例えば、キャンパーが使うハンゴウに洗ったお米と水を入れて、この蒸し器に入れるだけで短時間でおいしいご飯が出来ちゃうんです。
同時にレトルトカレーも入れれば、今夜はカレーに決まりです。
また蒸して楽しいのは、卵、サツマイモ、ジャガイモなどなど・・・
マグマと食材の間に地下の天然水が湧いていることで、放っておいても美味しい料理ができるんですから不思議です
こんな便利な天然蒸し器は、我が家にもひとつ欲しいものです。
焼石岳に湧き出るモウセン峠の水はいつでも出っぱなしになっています。
冷たさの中に、甘さを感じる、山の雫。
温泉の浴室にも引水されています。
後生掛温泉の湯治村の廊下を渡り、焼石岳に向かう登山コースは、約4キロ。
玉川温泉の遊歩道を通るコースもあり、案内図によれば3キロで山頂にたどり着くそうです。
遠方から見える焼石岳は、真っ白で美しい山頂でした。
登頂し、この目でてっぺんを見てみたい思いがこみあげてきました。
後生掛温泉1日目の夜はオンドルの暑さで、2時間毎位の感覚でなんとなく目が醒めてしまいました。
すごく、汗が出ました。
寝苦しく、体が重くて…
朝になって明るくなっているのに、だるくてなかなか起きられず、やっと体が動くようになった時には、10時を過ぎていました。
後生掛温泉のお風呂は、泥湯や箱蒸し、蒸気浴、気泡浴、打たせ湯などの内湯があります。
露天風呂はやや小さめですが、5月の冷たい風に自然の厳しさを感じながら身を任せます。
じっと目を瞑り、露天の温泉に浸かっていると、なんだか不思議な気持ちがしてきます。
そこには、普段の私が感じることができない、自然への畏敬の念ともいうのでしょうか。
露天風呂の格子の隙間から、立派な「オオシラビソ」が見えました。
まるでこの露天温泉を見守る、シンボルツリーのようにも思いました。
あとで別な場所から見たところ、木の下には小さな祠があるようでした。
やっぱりですね~。
後生掛温泉2日目になると、オンドルの暑さにもこなれ、ポカポカさが快感です。
体はだいぶ楽になり、夜は熟睡できました。
3日目最後の夜の晩餐は、ピラフ&レトルトカレーにトマトサラダでした。
買出しせずに何とかなるものです。
ソーメンなどを食べているかたもいらっしゃいました。
キ~ンと冷たいお水でしめる麺は、美味しいに違いありません。
ぬくぬくしたオンドルの心地よさにも慣れ、もうしばらくはここから離れたくない気分になってしまいました。
体はすっかり軽く、朝の目覚めも素晴らしく快調。
すっかり胃痛もなくなり、薬も飲まなくても大丈夫になりました。
旅の前と比べると3キロ弱も落ち、体、かる~~です♪
湯治のなかで考えたことも多くありました。
近年、先端技術の進歩により、快適で便利な暮らしができる一方、人間として大事な何かを忘れてしまったまま生きている気がします。
パソコンも含めて機械に依存してしまった結果、考えるチカラが劣ってきてはいないでしょうか?
普段の生活では原始的な感覚や好奇心など要らない感覚のようですが、健康を維持していくためにはそんな感覚がいかに必要かとつくづく思いました。
また、健康であることの大事さを学びました。
5月の始めでしたが、山岳地帯にありがちな寒暖の差の激しさも、床暖房完備のお部屋のおかげで、一日中快適なあたたかさで過ごすことができました。
夕食は山の幸がメインで、山菜や焼いた川魚、お刺身、天婦羅、茶碗蒸しなど、心のこもったお料理にお腹がいっぱいになった記憶があります。
再び泊まろうとした時、予約の際に満室だったために、自炊棟2階の個室に泊まりました。
自炊棟にはテレビはないものの、何にも拘束されない気軽さが私には合っているようで、何度も浴室を行ったり来たりしながら、一日中床暖房でポカポカのお部屋で、ゴロゴロしてすごしました。
一泊でしたが、思えばあっという間でした。
今回はどっしりと腰を据えて湯治する機会に恵まれ、名物のオンドル個室(1F)を3泊予約しました!
部屋に入ると、さすが自然の温泉作用を利用したオンドルとあって「なにこのあつさ~!!」とどんどん脱ぎだしてしまう暑がりな相方
お部屋の窓を開けるとすぐ横に誰かの車にあるという景観にはがっかりしましたが、窓下に食材を吊るしておける釘が打ちつけられていて、今時期は天然の冷蔵庫として引っかけて使うもののようでした。
部屋は4畳くらいはあるでしょうか。薄いゴザ敷きのまるで独房のような雰囲気に始めは少し抵抗を感じましたが・・・
温泉に入浴して部屋に戻る頃には、ノープロブレム!!
郷に入るは郷に従えですね♪
この湯治場の部屋には、テレビも時計もカレンダーもありませんし、携帯も圏外。
オンドルのため、毎日の絶対必需品のパソコンは無し。
あるものは、心のゆとり(時間)とあるがままの自然。
自分のこれからの目標を考えたり整理したり、相手の話をじっくり聞いたり、本を読んだりするには、とても良い環境です。
湯治場には皆で使える本棚があり、純文学も山系も漫画も雑誌もエロ系もあって、バラエティーに富んでいます。
特に長期滞在の方は、本を読んでゆっくりと時間を過ごしているようでした。
湯治場には、ガス台がありますが、この天然の蒸し器は、便利な調理器具の一つでです。
見てください、エネルギーは大地のパワーだけですよ!
例えば、キャンパーが使うハンゴウに洗ったお米と水を入れて、この蒸し器に入れるだけで短時間でおいしいご飯が出来ちゃうんです。
同時にレトルトカレーも入れれば、今夜はカレーに決まりです。
また蒸して楽しいのは、卵、サツマイモ、ジャガイモなどなど・・・
マグマと食材の間に地下の天然水が湧いていることで、放っておいても美味しい料理ができるんですから不思議です
こんな便利な天然蒸し器は、我が家にもひとつ欲しいものです。
焼石岳に湧き出るモウセン峠の水はいつでも出っぱなしになっています。
冷たさの中に、甘さを感じる、山の雫。
温泉の浴室にも引水されています。
後生掛温泉の湯治村の廊下を渡り、焼石岳に向かう登山コースは、約4キロ。
玉川温泉の遊歩道を通るコースもあり、案内図によれば3キロで山頂にたどり着くそうです。
遠方から見える焼石岳は、真っ白で美しい山頂でした。
登頂し、この目でてっぺんを見てみたい思いがこみあげてきました。
後生掛温泉1日目の夜はオンドルの暑さで、2時間毎位の感覚でなんとなく目が醒めてしまいました。
すごく、汗が出ました。
寝苦しく、体が重くて…
朝になって明るくなっているのに、だるくてなかなか起きられず、やっと体が動くようになった時には、10時を過ぎていました。
後生掛温泉のお風呂は、泥湯や箱蒸し、蒸気浴、気泡浴、打たせ湯などの内湯があります。
露天風呂はやや小さめですが、5月の冷たい風に自然の厳しさを感じながら身を任せます。
じっと目を瞑り、露天の温泉に浸かっていると、なんだか不思議な気持ちがしてきます。
そこには、普段の私が感じることができない、自然への畏敬の念ともいうのでしょうか。
露天風呂の格子の隙間から、立派な「オオシラビソ」が見えました。
まるでこの露天温泉を見守る、シンボルツリーのようにも思いました。
あとで別な場所から見たところ、木の下には小さな祠があるようでした。
やっぱりですね~。
後生掛温泉2日目になると、オンドルの暑さにもこなれ、ポカポカさが快感です。
体はだいぶ楽になり、夜は熟睡できました。
3日目最後の夜の晩餐は、ピラフ&レトルトカレーにトマトサラダでした。
買出しせずに何とかなるものです。
ソーメンなどを食べているかたもいらっしゃいました。
キ~ンと冷たいお水でしめる麺は、美味しいに違いありません。
ぬくぬくしたオンドルの心地よさにも慣れ、もうしばらくはここから離れたくない気分になってしまいました。
体はすっかり軽く、朝の目覚めも素晴らしく快調。
すっかり胃痛もなくなり、薬も飲まなくても大丈夫になりました。
旅の前と比べると3キロ弱も落ち、体、かる~~です♪
湯治のなかで考えたことも多くありました。
近年、先端技術の進歩により、快適で便利な暮らしができる一方、人間として大事な何かを忘れてしまったまま生きている気がします。
パソコンも含めて機械に依存してしまった結果、考えるチカラが劣ってきてはいないでしょうか?
普段の生活では原始的な感覚や好奇心など要らない感覚のようですが、健康を維持していくためにはそんな感覚がいかに必要かとつくづく思いました。
また、健康であることの大事さを学びました。
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