山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

コシアブラ

2009年04月16日 | 箱庭にて
昨年の春のことですが、植木市で「コシアブラ」の木を見つけました。
春の天婦羅といえば、タラの芽かコシアブラかといわれるほど、美味しい木の芽です。

タラの芽は棘棘が特徴で、意外と野山で簡単に見つけることができます。
私はどちらかというとコシアブラのほうが好きですが、ポイントを見つけることが出来ず、毎年春になると山形の産直場で買って食べていました。

ちょうどコシアブラの木を植木市で見つけた昨年、我が家ではシンボルツリーがまだなく、何の木にしようかまだ決めかねていました。
食も満たせ、木肌の美しいコシアブラはシンボルツリーに大歓迎です。

価格は3万円程でした。
問題は、すでに高さが3メートルはあり、我が家の箱庭には大きすぎることでした。
植木屋さんは、芽をこまめにとれば(食用)成長も抑えられるというのですが、コシアブラは本来、若木の頃は陰木、成長するにつけ陽木に変わり、陽木になると成長が早いそうです。
珍しいもので残念でしたが、その時はいさぎよくあきらめました。

その日以来コシアブラを我が家のシンボルツリーにしたいと探すものの、出会いがなく、今月になりようやく盛岡の栽培者から苗木を譲って頂くことができました。



1メーター弱の若木を6本買いました。
土は、黒土です。
相方が、風防を作ってくれました。
メネデールを散布し、完璧です。

大事に育て、家族とともに、この樹の成長を見守っていこうと思います。
あまよくば、来年はその恩恵も…




こだわりのそば 楓

2009年04月15日 | 蕎麦
天童に上質な蕎麦屋さんがあると知り「こだわりのそば楓」さんに行ってみました。
山形蕎麦の古い雑誌に楓の店主が、現在の会員30名ほどの天童蕎麦道楽衆の前身である「天童蕎麦6人衆」で活動していた写真が載ってました。
期待が高まります。

お店は天童温泉街に近い場所でしたが、小路に入るあたりで少し迷いました。。
とても上品な門構えです。



手入れが行き届いたお庭から玄関に進むと、どうやらお店というよりはご自宅のようです。
ちょうど東京から来た団体のお客様が帰られた直後と伺い、玄関で少し待つことになりました。

部屋に通され、板そば800円をオーダー。
ニシンを勧められましたが、今回はパスしました。
番茶が美味しく、蕎麦への期待が高まります。
お部屋の雰囲気もよく、お庭を眺めているとゆったりした気分になります。



細めの十割蕎麦は、コシがあります。
刻みネギが、完全な脇役に徹し、蕎麦本来の味と香りに集中できます。
特上品のお箸が板の上を優雅に滑っては蕎麦をすくい上げます。
その蕎麦は、出しのきいたつゆにしみわたり、絶妙な味わいです。

食べ終わる頃でしたが、店主が名刺をもって挨拶に来てくれました。
お試しでどうぞと、蕎麦の刺身をサービスされ、そのまま手で食べるそうなので口に入れてみましたが、茹でる前のお蕎麦の味は粉っぽくて本心ではイマイチでした。

店主は、蕎麦にかける思いを淡々と語ります。

蕎麦粉は通常八十いくつにふるうものを楓では六十いくつで粗めのふるいを使い、蕎麦粉は県内産のものにこだわっているそうです。
また、蕎麦を提供してお金を頂く限りは、お待たせしない事をポリシーとしており、十分以内にお出しするよう心がけているそうです。
蕎麦を出す前に蕎麦茶をだしてしまうと、本来の蕎麦の香りが楽しめなくなるため、番茶をお出ししていること。
板そばの什器を選ぶにあたっては、とことんまでこだわり、なんと山形の金山杉の根っこの部分を長い間水につけたものを加工してもらったそうです。
鴨蕎麦をメニューにするにあたっては、一年以上も研究したそうで、お客様のニーズの高い天婦羅をメニューに入れるため、さらなる研究を続けているそうです。

蕎麦にかける意気込み、情熱、そして営業力も素晴らしい店主に脱帽でした。



■こだわりのそば楓■

天童市老野森1-9-19
TEL 023-653-4018
営業時間 11:00~15:00
定休日 火曜

寅真ら~めん

2009年04月14日 | 
1件目でお蕎麦を食べた後、貪欲な計画「麺のハシゴ」を実施したのでした。
はっきりいって、無謀でした。
食べ歩きの結果、お腹は膨れ上がり、ポカポカ陽気で眠気が増すばかり…
もう欲張りな食べ歩きは致しません、と心から思うのでした。

2件目のお店は「寅真ら~めん」さんです。
事前調査の結果、私の好きな縮れ太麺で、チャーシューが美味しいというので、好奇心が疼きます。

寅真ら~めんさんは、山形の西バイパス沿いにあり、迷うことなく辿り着きましたが、満席で少しの間立ち待ちしました。
カウンターとテーブルの比較的こじんまりしたお店です。
着席前にオーダーを聞かれ、2時までの昼限定「塩ラーメン」(700円)と「辛味噌半チャーシュー」(800円)を頼みました。



こちら塩ラーメンには、わさび菜がのっており、海苔の上には柚子胡椒がちょこんと添えられていました。
そんなところに他のお店にはない刺激があるように思います。
太麺は縮れており、ねじれた部分にスープがのっかる感じです。
残念ながらスープは期待ほどでもなく、何が足りないといえば、肉からとった出しの甘味や香りが、弱い気がします。
半熟玉子は、醤油に薄く漬けられたものでしたが、味がしみ込んでいる程ではありませんでした。

厨房には酒井製麺所の板什が積み重ねてありました。




こちらは、辛味噌半チャーシューです。
このお店はチャーシューには格別のこだわりがあると雑誌に載っていました。
肉に旨みや甘みがきちんとある、やや薄味のチャーシューは、いつもならチャーシュー苦手な私でも食べれました。
もう少し、厚切りの方がよいですね。
辛味噌はにんにくと辛味が刺激的で好きでしたが、スープは化学調味料的なえぐみを感じました。

がっつり食べたいかたや、男性的なイメージを感じるラーメン屋さんでした。


■寅真ら~めん■

山形市あかねヶ丘2-16-9
TEL 023-646-5439
営業時間 11:00~14:30 17:30~21:00
定休日 月曜日

手打 梅蕎麦

2009年04月13日 | 蕎麦
霞城公園の桜を見に行く途中、桜きりを食べようと梅蕎麦さんに立ち寄ってみました。
山形市内にはたくさんのお蕎麦屋さんがありますが、小路に入るお店も多い上に案内板などはなく、県外の私などは、辿りつくまで迷ってしまうことが多いです。
お店の入口は満車でしたが、すぐ横の駐車場はどこに停めてもよいそうです。

外観は、和風の感じです。



テーブルが4卓、小あがりが4卓あり、チェロの調べが流れ、落ち着いた雰囲気をかもしていました。
お客様は、シニアの方、ファミリー、男性と様々です。
ちょうど昼時の満席になったところでした。
卓上には小さな花が活けられており、もてなしの心を感じました。

期待の桜きりと蕎麦が盛り合わせになった「二色せいろ」(1000円)をオーダーしました。

いつもながらお蕎麦やラーメンを待つ時間というのは、苦痛に似た感覚をおぼえます。これを緊張感というのか期待感というのか、ただの空腹とは違う、イタリアンや洋食を待つのとは別な時限の流れ。
それだけ、好きなんでしょうね。



なかなか、上品な盛り付けです。
竹ふくとは違い、つゆのお代りがついていました。

少し短めのように感じる蕎麦は、細めんで表面にザラつきがあり、甘味よりも心持ちしょっぱさが勝ったつゆに絡みます。
桜きりは、春の雰囲気を楽しませてくれる薄ピンク色が綺麗です。
味自体にはこれといって強烈なインパクトはなく、かすかな桜の残り香が鼻孔に抜けます。

桜が散る頃、次はヨモギ切りになるようです。

「蕎麦」だけ考えれば、竹ふくさんのほうが、私は好きかもしれません。


■手打 梅蕎麦■

山形市東原町3-5-10
℡ 023-62-8377
営業時間 11:30~20:00
定休日  火曜日

霞城の桜

2009年04月12日 | ドライブ
4月12日、霞城の桜は、まだ早めでした。

お堀沿いの高台には、ソメイヨシノを主に、桜並木が続きます。



満開の桜なら、もっともっと美しいに違いありません。
水辺に映る桜は、まるで静かな絵画のようでした。



お堀の水辺には、甲羅を乾かす亀や、カモたち、大きなナマズ、鯉などが生息している様子が、見えました。



東大手門を渡ると、山形美術館や最上義光記念館があり、公園風の解放された場所で家族がひと休みしていました。

4月1日より、最上義光記念館の入館料が、無料になったようですので、立ち寄ってみました。
記念館の前には、立派な噴水を兼ねた水場があり、子供たちが楽しく水遊びしていました。
露天の温泉だったらスゴイなぁ~、と思うのは、私だけでしょうか?



最上義光記念館では、名刀の展示が印象的でした。
斬られたら間違いなく痛いはずで、そう思うとまず先に鳥肌が立ちました。
そのほか兜や鎧などの展示があり、興味深く拝見いたしました。

来週は、霞城観桜会で、いろいろなイベントがあるようです。
霞城は、駐車場が無料なのがうれしいです。

また「天地人」で、これから話題になるであろう長谷堂合戦の長谷堂城跡が、少し整備されたと霞城のガイドさんから聞きました。
去年の6月頃だったか、長谷堂に登った時は、蚊の大襲撃に会い痒い思いをしたものです。
今年は、早めに行ってみるのがよさそうです。