風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

ほんとのところは…?

2004年11月18日 | 清水ともゑ帳
近ごろ、いきなり抱きつかれたことが二度あった。
最初は、スーパーでレジ待ちしていたとき。
私のお尻に顔をうずめるように、太もものあたりに両手を回され抱きつかれた。
驚いて振り向くと、一歳半くらいの男の子だった。
私の顔を見て人違いであることはわかったようなのに、なおも両手を伸ばして抱っこをせがんできた。
その姿がとてもかわいくて、私も彼を抱きかかえようと両手を差し出したら、父親があわてて走ってきた。
子供を見るなり、「ママと間違えちゃったんだねー」と言い、私に一礼して去っていった。
その様子を見送った先に「ママ」がいた。
20代前半くらいの母親は、黒っぽく長いフレヤースカートをはいていて、私はベージュのチノパンだったので、子供が何を見て間違えてしまったのかわからなかった。
でも、そんな若い女性の後ろ姿と間違えられて、ちょっといい気分だった。
二度目は、耳鼻科の待合室だった。
やっと歩きだしたくらいの女の子が、待合室を行ったり来たりしながら、私のもとへ抱きついてきた。
座っている私のひざに乗せてほしいらしく、私のすねのあたりからよじ登ろうとしている。
お母さんと間違えてるんだなぁって思いながらも、やっぱり私はうれしくて、抱きかかえようとした。
すると、母親が来て「すみませ~ん」と言って連れて行った。
このところ、ちっちゃい子にもてるなぁって、またまたいい気分だった。
彼らのお母さんの世代って、私の年齢の半分くらいなんだもの。
私って同世代に比べればまだまだ若く見られるほうかも…と、うぬぼれながら、40代の友人の顔を思い浮かべた。
「!」しばらくして、はたと気がついた。
そういえば、ハルミちゃんちはこの前、息子さんが学生結婚して初孫が出来たって言ってたっけ。
そっかぁ、スーパーで抱きついてきた子も、耳鼻科の待合室の子も、私を「ばあば」と間違えたのかもしれない。
…だとしたら、ちょっとショック!
う~ん、キミたち、ほんとのところはどうなんだろう?





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