プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山本重政

2012-07-08 18:16:53 | 日記
社の山本重投手が完全試合を樹立した。山本重は立ち上がりから慎重に投球間合いを長い目にとり、コースも一球々々巧みに投げ分け、実に鮮やかなピッチングだった。スピードこそ十分とはいえなかったが、カーブ、シュート、速球のコンビネーションよく、そのうえ実にコントロールされていた。これには小野工打線も全く手が出ず、バットに当てるのが精いっぱい。外野飛球は一つもなく、五回に放った山本の遊撃ライナーが唯一のいい当たりで、これも野手の美技にはばまれ、21三振を喫して完敗した。
社は勝つには勝ったが山本重の好投に背負われた感じ、相手投手が荒れ気味とはいえ5安打では寂しい。もう少し積極的な攻撃が望まれる。



山本重政投手の話・・調子は非常によかった。シュートよりカーブ、ドロップを武器として投げた。それに大振りしてくれたので五回ごろからはこれはいけると思った。小学校から野球をしているが、こんなうれしいことは初めてだ。


山本投手の投球内容=投球数111 ストライク58 ボール26 ファウル21 内野ゴロ2 内野飛球4 外野飛球0 奪三振21

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新治伸治

2012-07-08 18:16:20 | 日記
新治は及川と違って力で押すタイプではなくコーナーワークが生命。大学当時に比べればとくに外角スライダーに切れ味を見せてきた。球種もこのほか、シンカー、シュート、それに最近覚え始めたナックルとかなかなか豊富だが、これといった決めダマをもっていないのが難点といえる。いわゆる打たせて取る投手なので、はでなところはない。しかし、マイペースさえつかめば息の長い投手生活を送れそう。後半から先発組に入れるだろうが、これまでの経験がどう現れるか期待したい。

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及川宣士

2012-07-08 18:16:04 | 日記
及川はすでに7勝しているが、球威もあり、それに球種も多い。打者に向かってたたきつけるようにして投げる威勢のいいフォームだが、コントロールもその割にいい。速いストレート、スピードは落ちるが大きく曲がるカーブ、垂直に落ちるドロップがあれば威力も倍増すると思われるが、及川にはこれに代わるフォークボールという武器がある。さすがの王もかすりもしなかったことがある。
いまこれだけのタマをもつ投手はほかにはいないと思う。ただ常時同じ威力のあるタマを投げられないうらみがあるが、ともかく10勝は軽くかせぎそう。

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高岡英司

2012-07-08 17:50:24 | 日記
門真市・松下電器 高岡英司投手

高岡、ピンチにも騒がず

大敵を向こうに回して一歩もひかず堂々正面から寄り倒した門真(松下電器)の奮戦はみごとだった。興奮でごったがえす三塁側ダッグアウト前で「思ったほど吉原ははごたえがなかったです」といい切ったのは高岡投手。強打を誇る吉原を6安打に押えた自信は大したもの。富士鉄広畑から松下電器に補強されてこのヒノキ舞台を踏んだのは昨年についで二度目。自分のチームでも過去三回後楽園を踏んでいるが、富士鉄ではベテラン大工投手のカゲにかくれてあまりパッとしなかった。「九回は点をやったが、エラーがもとになっているのであまりあわてもしなかった」と手に汗にぎる場面も平然と投げとおした。とくにシュートがすばらしかったが、それにもましてプレート度胸の成長はみあげたものだ。
東筑高出、富士鉄広畑労働部衛生管理課勤務、26才。

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岩月宏之

2012-07-08 17:48:04 | 日記
岩月 西濃運輸 中日入り

中日ドラゴンズは七日、中日球場で西濃運輸の岩月宏之投手(二十四)=日大出=の入団を発表した。
同投手は亨栄商高から日大に進み、四年のとき内野手から投手に転向、四十年日本石油に入社、ことし
西濃運輸に移った。本格派タイプだがカーブを得意にしている。ノンプロでの通算成績は15勝6敗。
183㌢、70㌔、右投げ右打ち。

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田端謙二郎

2012-07-08 17:46:56 | 日記
大分市・大分鉄道管理局 田端謙二郎投手

六大学出をバッタ、バッタ

高校出たての秘密兵器

汽笛一声、三塁側に陣取った大分の応援団席からテープに収められた汽笛が夜空にこだました。五度目の出場で初めて二回戦に勝ち進んだ大分の勝利の一瞬だ。そのけん引力になったのがハイティーンの田端投手。東京六大学出身が並ぶ東京打線を剛速球でバッタバッタとなで切る小気味良いピッチングは回をますごとにさえわたった。
九回二死後、東京の伊東を三塁ゴロに打ち取るとそれまで引き締まっていた顔がほころんだ。「僕の最高のできです。後楽園もナイターも初めてですから、速球とシュートを武器に投げ続けました。東京打線はちっともこわいとは思いませんでした。」ことし鎮西学園を卒業して社会人球界入りしたルーキーはおめずおくせず、淡々として話し続ける。
高校二年生のとき腰をいためたが、もうすっかりなおった。最高の調子を本舞台で披露したわけだ。「トップの榎本さんだけを警戒した。うるさい打者でしたからね。今夜は僕の一番うれしい思い出として残るに違いありません」と胸をはった。
六人兄姉の一番末っ子だがなかなかしっかりしたものだ。八回二死二、三塁のピンチにも動揺せずくせ者の東京古田をあざやかなカーブで一塁ファウル・フライにうちとった。大分ファンにとっては頼もしい男だが、反対に東京ファンにとってはにくらしい男だったにちがいない。大分の秘密兵器だった田端投手、素質もあり、これからがますます楽しみな選手だ。電電九州厚生課勤務、十八才。

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