映画「7月4日に生まれて」

2022年07月05日 | 映画

昨日、NHK-BSプレミアムで13:00から放映された映画「7月4日に生まれて」、
録画しておいて、今日観た。
日本での劇場公開は1990年で、私は観ていなかった。
ロン・コヴィックの実話小説を基に、オリヴァー・ストーンが
トム・クルーズ主演で描いた問題作。
1946年、7月4日のアメリカ独立記念日に生まれ、
愛国心にあふれ、ベトナム戦争に参加した青年が経験する、
挫折と苦悩の日々を描いた映画だった。
トム・クルーズの演技がよかった。
(彼の誕生日は7月3日だということが面白い。うちの息子たちと同じだ)

現在、ロシアがウクライナに侵攻して戦争をしている。
このような青年(ロシア・ウクライナにも)が沢山生まれているんだろうな、と思う。
ロシアは、いつまでこんな戦争を続けるのだろう。

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レインマン

2022年06月15日 | 映画

6月13日(月)に午後1時からNHK-BSプレミアムで放送していた
「レインマン」(劇場公開 1989年)を録画しておいて、それを昨日観た。
この映画は、昔観ていたと思う。
映画のいくつかのシーンが、かすかに記憶にあった。

高級自動車ディーラーのチャーリー(トム・クルーズ)は、
幼い頃から憎んでいた父の訃報を知り葬儀に向かう。
遺産目的のチャーリーは、遺産300万ドルは、サヴァン症候群
兄・レイモンド(ダスティン・ホフマン)にすべて渡ることを知る。
チャーリーはそれまで、兄・レイモンドの存在を知らなかった。
チャーリーは、レイモンドを勝手に施設から連れ出してしまう。
旅をしていて少しずつチャーリーとレイモンドは、互いを認めていく。
ダスティン・ホフマンの演技がよかったですね。
素晴らしい映画でした。

私は51歳から3年半ほど、NPO法人の知的障害者施設で働いていたことがあります。
その作業所には、18歳から60代の15人の人が働いていた。
いろんな知的障害の人がいました。
その施設は、所沢の市場の隅にあり、
スーパーに出荷する野菜のパッケージをしていた。
朝9時から夜は、出荷する野菜のパッケージが終わるまで作業をした。
冬、みかんの出荷がたくさんあって忙しいときは、
午後8時過ぎまでやっていたときもあった。
毎日、作業所の通所者は一所懸命作業をしていた。
みんな、今も元気に働いているのかな?

2006年01月15日の九想話「自閉症のKくん

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映画 ひまわり

2022年04月16日 | 映画

映画 ひまわり(1970)名場面


私は高校を卒業して、東京にある手工ギター製作所に就職した。
日本一のギターを作るんだ、という希望を持って東京に行った。
弟子入りしたその夜、そこにいた2人の兄弟子が、
「おれたちはもうすぐここを辞めるよ」という。
私は2ヶ月ほどそこで仕事をして、兄弟子たちの気持ちが理解出来た。
そして私は、5月にそこを退職して茨城に帰った。
そして父母と百姓をしていた。
いつまでもそれは続けられないだろうと、7月のある日、私は、
履歴書をいくつか書いて水戸市に行った。
水戸にあるスーパーとデパートに行って人事担当と会うつもりだった。
しかし、そのことを受付の女性に話すと、多くはその場で断られた。
2社ほど人事担当と話せた。
しかし、就職したいことをいうと断られた。
そりゃそうだろう。
4月に新入社員が入っているんだ。
私は疲れ切ってある映画館の前を通った。
その映画館でやっていたのが「ひまわり」だった。
私は、してもしかたのない就職活動はやめて、映画館に入った。
「ひまわり」は素晴らしい映画でした。

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映画「我等の生涯の最良の年」

2022年04月08日 | 映画

昨日NHK-BSで放送していたのを、録画した映画「我等の生涯の最良の年」を観た。
1946年製作の映画です。
私はどちらかというと、あまり古い映画は観たくないほうです。
どうしても映画と私のリズム感が合わないことが多いからです。
でもこの映画はそういうことはなかった。
第2次世界大戦後、同じ故郷へ戻ってきた3人の帰還兵が、
様々な社会問題に直面しながらも再生していく姿を描いた映画だった。

毎日、ウクライナに侵攻しているロシアの悲しいニュースを観せられていると、
映画のシーンが、まるで今のことといってもおかしくない現実です。

映画の中の3人の帰還兵の中で、両腕をなくしたホーマーのエピソードで救われた。
映画のはじめの頃に、義手を使ってうまく煙草を吸うシーンを観て、
この映画を観ることをやめようとした私です。
でも私は、3人の帰還兵が少しずつ地元の社会に馴染んでいくところがよかった。
途中で観ることをやめようかと思ったこの映画を、最後まで観てよかったです。

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映画「笑の大学」

2022年01月07日 | 映画

昨日(1/6)、NHKのBSプレミアムで放送された「笑の大学」(を録画したもの)を観た。
いい映画でした。
これのもとは三谷幸喜原作・脚本による演劇作品なんですね。
それを「星護が監督を担当するなら」と三谷幸喜が条件付きで了承したそうです。
星は「これほど完成された作品を映像化などできない」と拒否したが、
その後の説得により8年越しで映画化になったようです。

昭和15年10月、日本は戦争への道を歩み始めていた。
国民の娯楽である演劇は警察で台本の検閲を受けなければ上演できない。
そんな時代に、生まれて一度も心の底から笑ったことがない検閲官・向坂睦男と、
劇団「笑の大学」座付作家・椿一が警視庁の取調室で顔を合わせる。
検閲官・向坂睦男を役所広司、座付作家・椿一は稲垣吾郎、この2人がよかった。
役所広司の演技のうまさは知っていたが、稲垣吾郎がこんなにできるとは思わなかった。
“笑い”に理解のない向坂は、
「この戦時下に低俗な軽演劇など不謹慎であり上演する必要はない」と考えていたので、
「笑の大学」を上演中止に持ち込むべく、椿の台本に対して無理難題言う。
いっぽう椿は何としても上演許可を貰うため、向坂の要求をのみながらも、
更に笑いを増やす抜け道を必死に考え、一晩かけて書き直していく。
向坂の検閲、椿の書き直し、そんな毎日が続くうち、
いつしか向坂も検閲というよりも「台本直し」に夢中になってゆく。
そして、向坂自身も認めてしまうような素晴らしい台本が完成した。
そのとき彼は、椿が告白したある一言で、
自分は国家権力の末端である自身の職責を忘れてしまっていたことに気付く。
向坂は改めて椿の台本に対し、「“笑い”のいっさいない喜劇にしろ」と命令する。
そうしたなら上演許可を与えよう、と最大の無理難題を言う。
その晩、椿に召集令状が届く。
もう「笑の大学」の幕が開くことはないと悟った椿は、
一睡もせず無心で最後の書き直しを行うのだった。
翌日、向坂の検閲が始まる。
椿は、向坂に召集令状が来たことを話す。
向坂は椿に「生きて帰って来い。そしてこの台本を上演しろ」と言う。

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武士の家計簿

2021年11月30日 | 映画

11月23日にNHK-BSで放送された「武士の家計簿」(森田芳光監督、堺雅人主演)
という映画を録画しておいたものを今日観た。

>御算用者(経理係)として加賀藩に代々仕えてきた猪山家の八代目・直之。
>しかし当時の武家社会には身分が高くなるにつれて出費が増えるという慣
>習があり、猪山家の家計もいつしか窮地に追い込まれてしまう。そこで彼
>らは、直之の提案で武家とは思えないほどの倹約生活を実行することになる。
                         (映画.com解説)
いい映画でした。
どの家でもしっかり家計簿をつけて、赤字を作らないように暮らさなければなりません。
それにしても今の日本の国費の無駄遣いが哀しい。

「国費の無駄遣い2108億円、GoTo不正利用も 会計検査院報告(朝日新聞 11月5日 )
> 会計検査院は5日、国費の無駄遣いや不適切な経理など改善が必要な事業
>が210件、2108億円あったとする2020年度の決算検査報告を岸田文雄首相に
>提出し、公表した。

猪山直之のような“そろばん侍”が、今の日本にいて欲しいです。

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11月の九想話

11/1   令和3年秋句会
11/2   桑マン、大腸がんを語る
11/3   にほん縦断 こころ旅 山口県
11/4   今日、散髪しました
11/5   69歳の就活
11/6   毎日飲む薬
11/7   私の今季終わりました
11/7   今日は立冬
11/8   だめな亭主
11/10  本を売る
11/11  今日
11/12  ヤクルト・オリックス 日本シリーズ進出
11/12  マウステーピング
11/13  パンジーを植える
11/14  藤井最年少四冠誕生
11/14  小春日和の一日
11/15  ロングロールクッション
11/16  カモだけの池
11/17  ライオンのおやつ
11/18  もう? クリスマス飾り
11/19  藤井聡太竜王が渡辺明王将への挑戦権を獲得
11/19  大谷翔平、満票でア・リーグMVP受賞!
11/19  ガソリン高騰対策
11/20  スタチュ~・ミュージアム
11/21  ひさしぶりにアオサギがいた
11/22  思い出の場所
11/23  ヤクルト、オリックス破り2勝1敗日本シリーズ第3戦
11/23  スターカット
11/24  友の同人誌
11/25  日本一王手ヤクルト接戦落とす
11/25  ビラ配り
11/26  ザワつく!金曜日コンサート
11/28  Windows11
11/29  筑波山
11/30  武士の家計簿

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映画「聖の青春」

2021年05月05日 | 映画

今日、4月26日に録画した「聖(さとし)の青春」(NHK-BSP)の映画を見た。
(原作:大崎善生 監督:森義隆)
心動かされるほどの映画ではなかったが、いい映画でした。
私はこの原作本を読んでいるので、物語のことは知っていた。
なので映画の進展は分かっていたのであまり興味がなかった。
俳優それぞれの演技をゆっくり見ていた。
聖役の松山ケンイチがよかった。
あの役をやるためにかなり太って撮影に入ったとニュースで聞いたことがある。

原作本を読んだのは、昨年の11月だった。
8月末に手に入れたのですが、自分が膀胱がんだと知り、膀胱がんの主人公の本を読む気がしなかった。
2回目の手術入院のときに、その本を持って行き、手術後にずーっと読んで読了した。
しかし、膀胱がんの人間が、主人公が膀胱がんになり、前立腺と膀胱を全摘出した話を読むのはつらいです。
それはそれとして思ったのですが、
なぜあんなひどい状態に膀胱がなるまでに、医者に診てもらわなかったのか?
将棋対局なんて何時間も坐っていなければならない。
私の膀胱がんの経験では、私が手術するまでには頻尿で血尿だった。
なので私は、紙オムツをして仕事をしていた。
なのに村山は、最悪の状態になるまで将棋を指していた。
それが信じられない。
医者が嫌いなんてことを言ってられなかった。
頻尿・血尿・紙オムツ、とてもじゃないが普通の暮らしはしていられないはずだ。
それとも村山は、精神力が強かったのか?
でも、頻尿は、精神力ではがまんできないはずだ。

羽生と互角に闘っていた村山。
先に死ぬことはくやしかったろうな。
村山が、NHK杯将棋トーナメントで闘っている姿を20代の私は何度かテレビで見ている。

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三谷幸喜の映画

2021年04月01日 | 映画

映画「笑の大学」(原作脚色三谷幸喜 NHK BSP 3/30 13:00~)を録画したものを今日観た。
私は、驚いた、こんな素晴らしい映画があったことを。
(この映画の監督は、三谷幸喜ではなく星護です)

>この映画は、笑ったことがない検閲官と笑いに命を懸ける喜劇作家が、
>1冊の台本を巡って繰り広げる7日間の攻防を描いたヒューマン・コメディ。
>登場人物はたった2人、しかも密室劇ということで、
>極めて映像化は難しいと思われていたようだ。

役所広司が演じる検閲官はうまいが、私が初めて見た稲垣吾郎の演技にも感心した。
しかしなんといっても三谷幸喜のシナリオが素晴らしい。
芝居などになんの興味もない検閲官が、なんとか上演しないようにするために、
劇団作者の書いた台本に無理難題の注文をつける。
その結果、日に日に台本がよくなっていく。
そしてその台本が完成したとき、作者には赤紙が来て戦場に行く。

「ラヂオの時間」(3/15 21:00~)、「ザ・マジックアワー」(3/16 13:00~)も観た。
三谷幸喜のストーリーを作る感覚が素晴らしい。

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映画 「男はつらいよ お帰り 寅さん」

2021年03月21日 | 映画

映画 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 2019 予告編


男はつらいよ お帰り寅さん」(BSテレビ東京 19時~)を観た。
この放映があることに気づいたのが19時を20分ぐらい過ぎたときだった。
観ながら“寅さん映画”のいろんなことを思い出した。
私は高校生の頃に、テレビドラマとして「寅さん」を観た。
その後、映画館で「寅さん」を観るようになった。
私の友人で23歳で他界した龍彦は、この映画が大好きだった。
あいつは“寅”に憧れ、東京、大阪、神戸、萩、九州、と旅して、備前で死んだ。
ほんとに“寅”みたいな男だった。
この映画で満男の初恋のひと、泉を演じた後藤久美子が素敵だった。

それはそれとして今夜この映画で、満男とその娘を観ていて私は思った。
子どもは娘がよかったな、と。
うちは、双子の息子2人だ。
あいつらは中学生になってから私に対して素っ気なくなった。
高校、大学生になるともっとだ。
40歳になった息子たちは、まったく私の生活に関係ない存在になってしまった。
でも私も自分の親に対して、そうだったかも知れない。
子どもは女の子がいいですね。

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キッド

2021年02月17日 | 映画

今日の午後1時からNHKBSPで放映されたチャップリンの映画「キッド」を観た。
この映画を私は20歳の頃に観ていた。
あの頃(1972年)、チャップリン映画がいくつもリバイバル上映されていた。
私の記憶では、それらが池袋の文芸坐で上映されたときに私は観たと思う。
今日、あらためて「キッド」を観て、私はほとんど内容を覚えてなかった。
ここまで記憶がないと、自分の記憶力のなさにあきれます。
その分今日は、「キッド」を新鮮な気持ちで観られたんですが・・・。

朝の散歩の途中で貧しい男が、街のビルの裏に捨てられている赤ん坊を見つけてしまう。
その赤ん坊は若い女が育てられなくて車に捨てた子だ。
その車を2人組の男が盗むが、赤ん坊に気づき、ビルの裏に捨てた。
その子を貧しい男が拾い、通りかかった夫人のベビーカーに乗せる。
夫人は自分の子の他に赤ちゃんがいることに驚き、その子をおいた男に持って行くようにいう。
男はその子をもとあったところに戻そうとすると、警官が見ていた。
男はまたその子を拾い上げ、すれちがった男に預ける。
その男は貧しい男を追いかけるが見失う。
困って赤ん坊をベビーカーにおく。
戻ってきた女が驚く。
歩いてきた貧しい男に赤ちゃんを持って行くようにいうが、男は知らんぷりをする。
そこにまた警官が通りかかる。
それで男はしかたなしに、赤ん坊を抱いて行く。
途方に暮れて貧しい男は、道ばたに坐り込む。
その子の胸のところに手紙があった。
「この赤ん坊をよろしくお願いします」
男はその子を育てることにした。
そして5年後・・・。

素晴らしい無声映画の展開です。
むりのない状況説明が的確に伝わってくる。
これが100年前に作られた映画なんですね。
子どもを演じた子役の子がすばらしい。
チャップリンの映画を作る才能・気迫に圧倒されました。

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