ギターのある楽家

2002年07月16日 | 友人

最近ひとりで楽家に行くことがなかった。
いつもバンドの練習のあとにぞろぞろと
5、6人でなだれ込んでいた。

女房がバイトで晩飯がない。
ひさしぶりにひとりで行ってみた。

Kさんがいた。
Kさんとは昨日、
整形外科の帰りに団地の中で会った。
「昨日は学校の帰りですか?」
「そうですよ」
Kさんは中学校の教師です。
もう1年ぐらいメールマガジンを発行していて
私もその読者のひとりだ。
「教育」と「古代史」を2つの柱に、
毎週土曜日に届くそれは、
素敵なメールマガジンです。

「九想話に励まされて毎週書いてます」
Kさんは、九想庵のありがたい読者だ。
こちらこそ、Kさんのメールマガジンに
負けないようにと思っている。

「Kさん、メールマガジンの
 『教育』と『古代史』の記事を
 ホームページにして下さい。
 多くの人に読んでもらったほうがいいですよ」
「考えてみます」

「マスター、いつからギターがあるの?」
壁にかかっているギターを差してKさんが訊く。
私も気になっていた。
「今日からです」
「ちょっと弾いていいですか?」

それから、Kさんと九想の
フォークソング大会になった。
Kさんは私より7つ年下らしいが、
フォークソングに関しては
まったく同世代だった。
盛り上がりました。
私は3月に指をつぶしてから
あまりギターを弾いてない。
そろそろギターも練習しようかな、と思った。

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音楽クイズ

2002年07月09日 | 友人

さっきまで楽家で飲んでた。
いつものバンドの仲間とです。
KIMさんが「こんなクイズがある」といった。
ドレミファソラシドと音階を口でいい、
最後のドの音の音程を少し上げた。
「これどこだ?」
「………」
「たかいど(高井戸)」

こんどはシの音を少し音程を高くする。
「………」
「しもたかいど(下高井戸)」

東京のローカルな話題ですみません。


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楽家のカウンター

2002年04月19日 | 友人

「他人(ヒト)から見て、おれは幸せですかね」
そんなことを、訊いてみた。
そのとき私のまわりにいたのは、
左側にK池さん、右にT田さん、その隣にN野さん。

「幸せなんじゃないの」T田さんがいう。
「そりゃ、そうだよ」N野さんが頷く。
「おれ自身そう思ってないんだが…」
「そういっちゃったらバチ当たるよ、おぎちゃん。
 奥さんがいて、子どももいて、仕事がある」
「そりゃそうなんですけど…」

「奥さんがいて、子どもがいる。
 それだけで幸せです。
 私なんて、ひとり息子に交通事故で死なれ、
 女房と離婚した」
K池さんが、ぼそっという。
私は、言葉につまった。

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和解

2002年04月13日 | 友人

昨日は飲みました。(マイニチノコトデスガ…)
家に帰ってきてからのことを
何も覚えていない。久しぶりのことだ。

最初は楽家だった。
9時頃、N沼さんとBROCKHEADSに行った。
彼とは先日、「百年の孤独」を飲んだ。
そのときにかかっていた早川義夫の曲がかかる。
10日のライブを録音したものだ。
「サルビアの花」の歌が流れる。
しばらくライブと
終わってからBROCKHEADSでやった
打ち上げの話になった。
あのライブは
BROCKHEADSが企画してやったものだ。
壁に早川義夫と
梅津和時のサインが書いてあった。

いろいろ話しているうち、
「楽家の常連の中で、
 ひとりだけうまくいってないひとがいる。
 それが、みっちゃんなんだ」
そんなことをN沼さんが呟いた。
みっちゃんは、私より2歳上(カナ)、
趣味で焼き物をやっている。
N沼さんはひとつ上だ。
楽家のマスターが
新宿で働いてた頃からの付き合いだ。
N沼さんもみっちゃんも楽家で会うと、
お互いさけてしまうそうだ。
「10月の楽家の旅行までに、
 仲良くなりたいんだよな」
「N沼さん、
 こんど楽家でみっちゃんと会ったら、
 おれが間に入いります。
 ひとつの店の中で
 仲が悪いひとがいたらつらいもんなァ」

そんなことを話して10分もしないうちに、
BROCKHEADSの自動ドアが開いた。
ひとりの痩せた男が入ってきた。
ちょっと逆光のようになり顔が分からない。
みっちゃんだった。

私はあせった。
「おれが間に入る」なんて大きなことを
いったそのあとに、
タイミングがいいというのか、悪いというのか、
みっちゃんが来てしまった。
逃げ出したい気持ちになったが、
逃げるわけにはいかない。
カウンターには私とN沼さんだけだった。
その隣にみっちゃんが坐った。

「みっちゃん、
 今、みっちゃんのこと話していたんだよ。
 N沼さんが、『なんかみっちゃんの誤解で
 おれが嫌われている』っていうから、
 こんどおれが間に入るから仲良くなろうよ。
 なんていってたらみっちゃんが来るんだもん、
 おれあせるよ。
 そんなわけで、ふたりで話して
 誤解があったらときましょう。
 おれはトイレに行って来ます」

トイレから戻るとふたりは楽しそうに話して、
大声で笑っていた。
それからどれだけ飲んでいたんだろう。
覚えていない。
家に帰って、九想話も書かずに寝てしまった。

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楽家の花見

2002年04月01日 | 友人

今年も花見の季節がやってきました。
しかし、今年はちょと早かったようです。
わが愛する楽家の花見も、
その影響はまぬがれません。
予定どうり本日「楽家の花見」を行いました。

花は半分は散り、葉っぱもかなり出ていた。
それでも「楽家の花見」はやるのです。

美味しい酒はあり、
つまみも揃っている。
会話に長けた人格者はいる。
世事に詳しい人間もいる。

あと不足なものといえば、………。
それを書いちゃあいけない。

とにかく私は酔ってしまいました。

(今年は、ギターもケーナもなしでした。
 ライブでSさんも私も疲れていた。
 デジカメも持っていかなかった。
 すべてライブでエネルギーを使い果たしました。
 そのくせ、カラオケで盛り上がってる私は
 なんなんですかね)

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百年の孤独

2002年03月23日 | 友人

今日、女房はフラメンコの関係で家にいない。
休日出勤して家に帰ってきて、
なにもする気がしない。
楽家にいくことにした。

土曜日によく会う、Nさんがいた。
しばらく飲んでから、
BROCKHEADSに行った。
「お酒は何が?」といわれ、
Nさんが酒のボトルの置いてあるところを見ていて、
「あれがいい」といった。
「『五十年の孤独』ですか」とマスターがいった。
「あれ、『百年の孤独』だろ」
「いや、半分しか入ってないから」
2人で1時間もかけないで、
“五十年”を飲んでしまった。
あれはうまい。
泣きたくなるくらい美味しい焼酎でした。
ストレートで飲んだのですが、
口に入れると、とろっとした舌触りで、
やわらかい芳醇な焼酎らしくない味が
口の中に広がり、生きている喜びを感じました。

店のテレビには、
早川義夫のライブビデオがかかっていた。
私は彼がうたう姿をはじめて見た。
切なくなる。
煙草が欲しい。吸いたい。
最近煙草をあまり必要としないが、
こういうことでは我慢が出来ない。

でも、我慢した。
4月10日のコンサートに行きたい。
しかし、仕事を考えると、
まだ前売りを買えない。

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淡路島から来た男

2002年03月08日 | 友人

淡路島に住む友が来た。
もう20年付き合っている。
もともと、私がある会社の資材部にいて、
彼が私のところに電子部品の営業に来ていた。
最初はそれだけの関係だったが、
酒を飲むようになり、
仕事だけではない関係になった。
私が転職し、彼も転職しても、
私が資材部、彼は電子部品会社の営業だった。

しかし、10年ぐらい前、
彼は埼玉に買ったマンションを売って、
奥さんと子どもと一緒に淡路島に帰った。

帰った頃は、年賀状のやりとりと、
電話でたまに話すぐらいだった。
しかし、4、5年前から
パソコン通信のメールになった。
そして今では、
お互いのサイトの掲示板で話している。
こういう関係になるとは、
10何年前には想像できなかった。

今日は、彼が行きたいといっていた
楽家に行って飲んだ。
いつの日か私も淡路島に行こう。

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むかしの仲間

2002年01月19日 | 友人

昨日は、以前の会社の同僚たちとの新年会だった。
場所は八王子。
私にとって初めて降りたところだった。
八王子があんなに賑やかな街だとは知らなかった。

3年前、われわれの勤めていた会社のリストラがあった。
東京にあった本社工場が、山梨に移転ということだった。
そして、親会社が経営から手を引き、社名が変わった。
社員の半分ぐらいが退職した。
昨日集まったのは8人だった。
私より12歳年下の者が2人、あとはもっと若い連中だ。
なぜか私はそういう若いひとたちと気が合っていた。
みな機械設計、電気設計、ソフト屋など技術者たちで、
現在もそれらの仕事をしていた。
退職したとき彼らはそれぞれ転職先が違っていたが、
昨日会って話を聞くと、2つの会社で働いていた。
転職した先でいいことがなく、
うまくいっていた者が誘って、
2つの会社に落ち着いたようだ。
ちょっぴり羨ましかった。
私は資材購買をやっていたなんの技術もない人間だ。
お呼びがないのは当然だ。

飲みはじめると、
さっきまでむかしの会社で仕事をしてきて飲んでいる、
という感じだった。
あの頃、よく仕事が終わってから
行きつけの飲み屋でのんだっけ。

しかし、みんな今でも楽ではないようだ。
半導体業界がどん底なので、一時帰休があるという。

私はかなり酔ってしまって帰るのが億劫になった。
Mっちゃんが「泊まって下さい」というので、
お世話になることにした。
彼とは、あの会社でバンドを組んでいた。
会社の年末の打ち上げパーティーで
演奏したことがあった。
現在、ヴァイオリン、パカッション、ギター、
という編成でバンドをやっているという。
今、リコーダーの人を入れたいと思っている、という。
「おれ、参加しようかな」というと、
「ぜひやりましょう。ケーナもいいな」と彼がいった。
今度、練習に行ってみよう。

こんなわけで昨日は九想話をサボってしまいました。

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また芥川賞受賞

2002年01月16日 | 友人

むかしASAHIネットでやっていた
「第七句会」の仲間から二人目の芥川賞受賞者が出た。
ADSLにしてから、
私は朝日、毎日、読売新聞のホームページを見ている。
それらに16日夜の
芥川、直木賞選考会の結果が書いてあった。
そこにあの懐かしい長嶋有(俳号・肩甲)さんの姿があった。

彼は、この春文學界新人賞をとった。
(5/17九想話  文学界新人賞)
夏には芥川賞候補になった。
(7/18九想話 芥川賞候補)
そして今回の受賞。
すばらしいとしかいいようがない。

それにしても、
おれは何をやってるんだ。

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劇団みなずき新年会

2002年01月05日 | 友人

今日は、大宮の、そうだ現在は「さいたま市」だった。
なんと個性のないうすっぺらな名前なんだ。
劇団みなずきの新年会だった。

新年会の前に麻雀をやろうということで、
1時に稽古場集合ということをいわれてた。
私はADSLのためのLAN配線の処理をするでの、
午前中ホームセンターで床用ケーブルモールを買い、
それなりに設置していたら12時を過ぎてしまった。
結局、大宮のみなずき稽古場に着いたのが2時だった。
いつもは車で行くのだが、
新年会で酒を飲むので電車にした。
車では大宮を遠く感じないが、
電車だとものすごく遠く思えてしまう。
実際、稽古場まで1時間40分はかかる。
車だとうまくすると1時間で行く。
麻雀は大敗でした。
考えたら牌に触るのが、昨年の今頃以来だった。
夜7時過ぎ、他の人が来たので新年会になった。
稽古場のステージにコタツをふたつ離して置き、
その間に戸板を置いた。
その上に蒲団をかぶせ、細長い状態にした。
ビールを飲みはじめて私は眠くなった。
昨日までの疲れが出たみたいだ。
私は、横になって寝てしまった。
目が覚めると、沢山の人がいた。
子どもの声まで聞こえた。

こんど、中学校でみなずきが公演をするという。
卒業する3年生に観せてくれということらしい。
すばらしい。
その公演で、まとまった金がもらえるらしい。
とてもいい話だ。
なにしろ毎月の稽古場の家賃だけでも大変なのだ。

Wさんと話した。
彼とは、東大生協駒場で一緒に働いていた。
24、5年前のことだ。
私とつきあったせいで、今、大宮で暮らしている。
私がみなずきの前身の劇団に参加していた縁で、
彼は大宮に来ることになってしまった。
Wさんは、先日駒場に行ってきたという。
働いていた人が違っていたが、
建物が同じなので生協に入ったら、
時間がとまっていたように感じた、といった。
私も行ってみたいと思った。

みなずきは去年1度も芝居をしなかった。
今年は、2月に公演があるという。
中学校でやり、稽古場でもやる。
みなずきにはがんばってもらいたい。
みなずきの連中のがんばりは、
私の励みになる。

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