一日十句

2011年01月20日 | 健康・病気

昨夜は、九想話を読んでくれている旗坊さんとお会いした。
12月から会いたいといっていてやっと実現した。
月曜日に「19日に東京に行きますが会えますか」とメールした。
こんな急にでは無理だろうと諦めていた。
ところが19日は第3水曜日で、
この日は毎月句会の日で休みにしている、ということだった。

旗坊さんの住んでいる所と私の女房の家の間ということで、
東武東上線と武蔵野線の交わる北朝霞駅を待ち合わせ場所にした。
北朝霞駅に降りたのは何年ぶりだろう。
昔、私が東洋大学生協の店長をしていたときに通勤に利用していた駅です。
懐かしい。(この話をすると長くなるのでやめます)
北朝霞駅に降りて、旗坊さんにメールを書いていたら、
遠慮がちに「九想さんですか?」と、
声をかけてきた清潔な感じの中高年の人が目の前にいた。
中高年というのは失礼ですかね。
でも、私と同じ58歳ですから〝中高年〟ですよね。

駅前から見える「**水産」という居酒屋を指さし、
「あそこにしましょう。あそこは安いですから」と旗坊さん。
私に異存はなかった。
2階に上がり、席に坐り、あらためて自己紹介をした。
そして生ビールで乾杯。
旗坊さんはいきなり最初にご自分の病気のことを話された。
私はそれを聞き、ショックで打ちのめされた。
詳しいことは書かないことにします。
その病気のことを正確に書ける自信がありません。
そして次に旗坊さんは家族や仕事のことをいろいろ話してくれました。
話を聞いていて、旗坊さんの強さを見習わなければいけないと思った。
私も、家族のこと数多い転職のことなどを話した。

当たり前ですが、私たちは初対面なのに、次々によどみなくいろんなことを話した。
一番感動したのが、旗坊さんは「毎日一日十句」を10年間やってこられたことです。
一日十句といっても平均でといっていた。
九句しか作れなかったときは次の日に十一句作る、という感じだそうです。
それにしても一日十句とは、まいりました。
私なんて、一日一句さえ出来なくて自己嫌悪なのに…。

去年は朝日俳壇に、旗坊さんの句が四句選ばれたそうだ。
短歌も一首選ばれた。
頭が下がります。
私は甘ったれたこといってられません。
一日十句とはいわなくても、一日一句は作っていきたい。

旗坊さんが私の「九想話」を知ったのは
「増幅する俳句歳時記」からだということを教えてくれた。
旗坊さんも私も、清水哲男さんの俳句の解説文が素晴らしいと意見が一致した。
それにしてもこういう素晴らしい人と出会えることが嬉しい。
九想話を書いてきてよかった、と思う。
私も今年こそは、小説をなんとかしなくては…。

 

コメント (3)
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