ETVワイド・ともに生きる[再]
「笑っていいかも!?」(NHK総合1/23(日) 02:05 ~ 04:10)
障害者のバラエティー番組から心のバリアフリーについて考えます▽
(1)お笑いパフォーマー決定戦!車いす漫才▽
(2)笑いの真剣勝負!運動会で罰ゲームもん絶▽
(3)鈴木おさむも参加!ザブングル加藤が障害者のドッキリに仰天?
昨夜寝ようとしたときに観たテレビです。
NHKも思い切ったことするな、と思った。
身体障害者を笑いのめすという番組だ。
身体障害者が自分の状態をさらけ出して、みんなに笑ってもらう。
しかし、考えてみれば、身体障害者だってお笑いやって
他人に笑ってもらいたいんだろうな。
それは健全なことだと思う。
私が、知的障害者の福祉施設で働いていたとき、
施設の通所者もお笑いが大好きだった。
ある青年は、物真似が大好きで、昼休みのときなどよくやってくれた。
今日仕事だったので番組を最後まで観られなかった。
観たなかで次の2グループが面白かった。
「脳性マヒブラザーズ」 男性2人
「炭水化物」 女性2人
「脳性マヒブラザーズ」は、2人とも脳性マヒの男の子です。
1人が医師役をやって、もう1人が患者役だ。
医師 「どうしたんですか?」
患者 「体調が悪いんです」
医師 「どんなふうに悪いんですか?」
患者 「手が震えるんです。うまくしゃべれないんです」
医師 「それは、脳性マヒじゃないんですか?」
患者 「いや、風邪なんです」
医師 「いつからなんですか?」
患者 「子どものときからです」
医師 「それは、それはやっぱり脳性マヒですよ」
患者 「いや、風邪です」
こんなふうに続いていく。
爆笑しました。
「炭水化物」はヘルパーと視覚障害者の女性2人だった。
ヘルパーの女の子が突っ込み、視覚障害者の女の子がボケの漫才だ。
最初、ヘルパーの女性がつかえてしまい次に進めなくなった。
そして泣いてしまった。
それを視覚障害者の太った女の子が慰めていた。
どっちが健常者なんだ、と突っ込みを入れたかった。
最初からやり直した。
障害者の女の子は、自分の太っている体型と視覚障害というのを全面に出し、
ボケに徹していた。
この2つのグループを観ていて、私はおかしくてしょうがなかった。
そして、泣いた。
他人(ひと)に笑われたいというこのコたちが愛おしかった。
自分の欠点をさらけ出して笑われたいという気持ちは私にもある。
今日、仕事でなかったら最後まで観たい番組でした。