私が入っている「わいわい雑俳塾」という句会で、久しぶりに優勝しました。
うれしいです。
私は、優勝なんてするわけないと思っていました。
ここ何年も下位を低迷しているんです。
私の俳句をとってくれる人が少ないのです。
へたな句なので選句されないのはしかたありません。
だからといって俳句を勉強しようともしない私です。
なのに句会をやめるということもしない。
毎月、出される題を月末に向けて気にしつつも、
結局、締め切りの夜にやっつけでひねって投句している。
この句会に飛び込んだのは私が40歳の11月だから、もう18年です。
その頃は、インターネットではなくパソコン通信だった。
パスカル短編文学新人賞に応募したくてパソコンを購入、そしてASAHIネットに入った。
第1回の選考委員は、井上ひさし・小林恭二・筒井康隆でした。
ASAHIネットをあちこち見ていたら、「わいわい雑俳塾」があった。
そして深く考えもせず投句してしまった。
それからのつきあいです。
それまで俳句なんて作ったことはなかったのです。
9月の句会の題は、「鰯雲」「草の花」< "人"しばり>です。
毎月のことですが、途方に暮れました。
投句したのはこの句です。
鰯雲野良着姿の父と母
陽をうけてただ咲いている草の花
秋茄子をうまく焼く人食べる人