今朝のラジオ文芸館(NHK第一 8:00~8:45)は、「迷子」 (作:沢木 耕太郎)でした。
小学5年生のユウスケは、ある日、公園で小さな女の子を見かけた。
迷子かと思ったユウスケは、交番に連れて行こうとする。
女の子は、そっちには行きたくない、という。
方角を変えてユウスケは交番に行こうと思った。
ユウスケの両親は離婚していた。
今は、お母さんと暮らしている。
お父さんは、あるときユウスケにいった。
「ひとは、生きていくためにウソをつかなくてはいけないときがある」
お母さんは、ホワイトボードに、ユウスケにことづけを書くときに、「お母さんより」とは書かず、
自分の名前を書くひとだった。
人間はウソを絶対ついてはいけない、といつもユウスケにいっていた。
女の子は自分の名前を「サチコ」、「お母さんは死んだ」といった。
女の子の肩にはアザが見えた。
交番に行く途中である女性と会う。
その女性はサチコの母親だという。
つまり母親は生きていて、サチコという名前もウソだとわかった。
母親は、「娘を勝手に連れ回した」と非難する。
警察に行こうという。
ユウスケは、もともと交番に行こうと考えていたので「警察に行こう」というと、
母親は、今日のところは許すから2度とこんなことはしないようにという。
ユウスケは、娘を虐待している母親は交番に行けないのだろう、と思った。
このようなストーリーだったような…。
眠たい頭でラジオを聴いていたので、間違いがあるかも知れません。
お父さんは、ひとが仲良く暮らすためならウソはついていい、といった。
お母さんは、ウソをついたお父さんを許せず離婚した(どんなウソをついたのだろう?)。
小さな可愛い女の子は、2つウソをついた。
私も、ユウスケのお父さんの考え方と同じ気持です。
まったくウソをつかないなんて窮屈です。
でも、子どもにはウソをついてほしくないな。