友川かずき サーカス
あ…、世間は明日も祭日で休みだ。
それじゃ、ということで今夜も好きな音楽を九想話にします。
先日、埼玉に行ったときに友人と飲んだ。
そんとき彼から友川かずきのある歌がいいといわれた。
それをYouTubeで探して聴いた。
おれが初めて聴く歌だった。
いい歌でした。
その歌の下のほうに、おれが1978年に聴いていたLPの中の歌があった。
「俺の裡で鳴り止まない詩 ~中原中也作品集~」というレコードで、
それがこの「サーカス」という歌です。
♪ 幾時代かがありまして
茶色い戦争ありました
この中原中也の詩を聴いただけで瞼が熱くなります。
このアルバムをそのとき一緒に芝居をやっていた友人にすすめたら、
芝居のバックの曲にこのレコードの曲を使ってくれたということがあった。
友川かずきは、井上陽水・吉田拓郎と同列に並ぶ私が20代で好きな歌手でした。
2004年に「友川かずき」から「友川カズキ」へと改めているらしいが、おれとしては今でも「友川かずき」だ。
落ち込んで自殺を考えていたあの頃のおれを、救ってくれたひとです。
友人からいいといわれた歌は次回に書きます。
今夜はどうしてもこの「サーカス」を紹介したかった。