邪魔っけ

2015年07月13日 | 健康・病気

7月11日のラジオ文芸館は、平岩弓枝の「邪魔っけ」という短編小説だった。
> 甘やかされて育った妹弟は怠け癖がつき、姉のおこうを「邪魔な存在」に感じる。
> 一方、仕出し屋の若旦那・長太郎は父親の急死後、半年で店が傾いてしまった。
> 長太郎は店を立て直そうと一念発起、
> おこうに自分と夫婦になって仕出し屋を盛り立てて欲しいと求婚する。
> さて、おこうのいない豆腐屋はどうなるのか…。
                                         <ラジオ文芸館のホームページより>

私は、平岩弓枝の小説をこれまで読んだことがなかった。
テレビドラマも観たことがない。
まっさらな気持ちで「邪魔っけ」を聴いたが、この小説はよかった。
最後、おこうと長太郎が一緒になるときには涙が出そうになった。
同じ親に育てられたのになんで妹と弟は、姉のおこうを悪くいうのだろう?
と、ちょっと疑問に思ったこともあった。
でも、最後のころになったら納得がいった。
育ててくれた親との時間的な距離なんかも親子関係に影響するんだろうな、と思った。
平岩弓枝という作家が、好きになりました。

コメント
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