8月18日4時5分からのラジオ深夜便〝明日への言葉〟「絶対しあわせになるんや」は、
(2023年8月25日(金) 午前5:00配信終了)
童話作家 村上しいこさんへのインタビューでした。
私は「村上しいこ」という名前を初めて知りました。
ラジオを聴いていて、この人の子どものときの体験にとても驚いた。
3歳まで母親がいなくて、父親が再婚した。
その継母がひどい人だった。
継母に連れ子がいて、継母はその義理の姉のことはとても可愛がるが、
村上しいこさんのことはいじめた。
殴る蹴るの虐待も受けたそうです。
父親は単身赴任をしていてほとんど家にいなかったという。
年に1・2回家に帰ってきたときには、村上さんを継母の親戚に預けたり、
押し入れに閉じ込めた。
「あの子が会いたくないといっている」と継母が父親に話したことを、
押し入れの中で聞いていたと村上しいこさんはいう。
村上さんは、中学2年のときに自殺をしようと思った。
カナヅチで殴ってくる継母に、「殺してくれ」といったという。
そのとき初めて継母に反抗的な態度をとった。
高校に行かせてもらえず、工場で働いた給料は全部継母に取られた。
回転寿司で夜はバイトをして、そのお金で暮らした。
大人になったら家を出て「絶対しあわせになるんや」と思って生きていたそうだ。
22歳のときに家を出て旅館の仲居になった。
自分の布団があり、毎日いただける暖かいご飯と味噌汁が美味しかった。
こんな生活があるんだと喜んだそうだ。
パートナーとは28歳のころ職場で出会った。
子どもが生まれたら読んであげようと思って、原稿用紙5・6枚のお話を書き始めた。
パートナーが公募ガイドを買ってきてこんなにいろいろあるよ、と勧めてくれた。
それから公募ガイドを見て投稿した。
しばらく、まったく選ばれなかったが、書き続けて投稿していたら、
賞に選ばれて童話作家になった。
>2001年、毎日新聞《小さな童話大賞》『とっておきの「し」』で俵万智賞受賞。
>『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、
>『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞を受賞。
私はラジオを聴いていて、すごい人だな、と思った。
この日のラジオ深夜便の1時台は、
「オレが語る泉谷しげる シンガーソングライター・俳優 」泉谷しげるで、
3時台は、「〔にっぽんの歌こころの歌〕ジャパニーズ・ポップス 井上陽水作品集Part2」だった。
私は、3時半ぐらいから聴いていた。