徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

一時帰国-食事編

2008-01-18 04:11:01 | 日本


一時帰国の楽しみの1つはやっぱり食事。日本での食事は何を食べてもおいしいと思うし、普段よりも1食の品数が多くなるのがうれしかった。

私は日本で一人暮らしをしていた頃から、帰省すると母の手料理をねだっていた。

たまにはお母さんも外食したいんだけど

と言われながら。
さすがに今回は友達と会ったり買い物のついで、で外食が多かったけれど、それでも半分以上は母の手料理を食べさせてもらった。

写真は買った御節。普段は買わないけれど、今回は私が帰国する、ということで注文してくれた。手前が和、奥が洋。どれも薄味でとてもおいしかった。


ある日、母が買い物から帰ってきたとき、買い物袋にセロリを発見した。私は子供の頃からそれほど好き嫌いがなく、さらに、その数少ない嫌いなものも、大人になるにつれて克服し、今では「セロリとウニだけは好んで食べない(他人が作ってくれたものは食べる)」という状態になっている。

私がセロリを嫌い、ということを知っているはずの母。でも、買い物袋の中にはセロリが1本。
もしかして私がセロリを嫌い、っていうことを忘れちゃったのかなぁ…なんて思いながら母に聞いてみた。

あぁ、もう好きになったかと思ってさ

…いったい何をどう考えたらそういう発想になるのでしょう。大体、セロリを買うことはめったにないのに、なぜ私がいるときにわざわざ買ったのでしょう。

幸いにして、セロリが使われることなく出国前日となった。が、母が、

早く使わないとセロリ、悪くなっちゃうねぇ

なんていいだしたので、

……じゃあ、スープを作ってあげるよ

と、セロリを嫌いな私がセロリのスープを作った…私も、両親もおいしく食べたのでよかったけれど、日本滞在最後の夕食が私の嫌いなセロリ料理ってどうなんでしょう。