自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

「日暮硯」

2008-05-30 | Weblog
 昨夕、書店で購入。岩波文庫。読み下し文で66Pしかないので、今夕には、解説も含め、読んでしまった(原文も載っていますが、当然読めません)。
 18世紀中頃の信濃松代藩10万石の財政立て直しの役目をおおせつかった、若い家老「恩田木工」の話。傑物である。命をかけ、誠実に、誠に自分に厳しく、政務に取り組んだ江戸時代の武士として、驚嘆すべき人物である。
 藩政改革で有名な米沢藩の上杉鷹山は藩主である。経営トップのありようと仕える者のありようでは、また異なる。その意味で、同じ仕える者の身としてはより自分のありようが問われることとなる・・・との思い。
 
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