自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

柔道一直線

2010-07-02 | Weblog
 「ガロ」の続き。
 漫画家永島慎二は「フーテン(連載はガロかコムだったか忘れた)」などを書いているぐらいだから、四畳半的漫画家。それが、週刊少年キングに柔道一直線を連載始めたときは驚いた。67年だから高1の頃か?(永島の四畳半的画風は写真を参照)
 「巨人の星」の梶原一騎が原作で、いささか柔道活劇を描くような漫画家ではないと思っていたし、なんか画風も投げ技の時などやたら腕が長く描かれていて、デッサンも手を抜いているのかしらん、それとも誇張かしらんなどと思ったりしていた。
 漫画はだんだん人気が出てきて、テレビドラマ化の話が出る頃だったか、永島はアメリカへとんずらしてしまい、一時連載休止となったことがある(当初は行方不明)。ピンチヒッターの漫画家が後を継いだが、画風が異なり、こちらも読まなくなった。4畳半的漫画家が馬力のある原作者の絵を描くのはすこし無理があったのではないかと思っていた。
 テレビドラマの方は高3となった頃だったので、最初2,3回見ただけ(お話よりもヒロイン役の「京子」ちゃんを見ていただけかも)だが、このときの主役が桜木健一、ヒロインが吉沢京子、ライバル役が近藤正臣の配役でドラマのおかげでこの3人は売れ出した。
 今や近藤正臣は龍馬伝で山内容堂役。本人はお酒は全く飲めないのだが、呑み助の役をこなしている・・・。歳もとるわけだ。
  
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