自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

半眼?

2021-12-02 | Weblog

 天気は良いが、絵の作業。午前中は「光る海」の加筆作業。腕が短い所があり、1㎝ほど肘を後退させ長くする。ついでに指先を若干伸ばして、少しは不自然さが無くなった。手慣れた画家なら、姿勢も含めて直せるのだろうが、人体デッサン訓練がほとんどない自分はそこまで出来ない。たまに電車に乗る時、手帳に乗客のクロッキーで時間つぶしをすること(電車クロッキー)ぐらいだ。
 午後から、フェルメール「牛乳を注ぐ女」細部、模写の作業。
 いままで、伏し目姿なので線で眼を描いていたが、拡大した本物の画像(写真)を見ると、半眼ではないかと気が付いた。右目に白い所が表現されているような・・・。左目は蔭になって良く分からない。
 これを描いたフェルメールの視点(水平線)はモデルの左バストの位置ぐらいなので、顔をやや見上げる事になり、眼球の一部がかすかに見えていたのかもしれない。
 事実は不明だけれど、左目の長さ7㎜程度の目の表現で同じように描くのは至難の業。
 でも、眼の感じで描き入れてやると、「ありがとう」と言っているような気がするので、これが正解なのかもしれない(違うかもしれない)。仏像も半眼が多いからなぁ・・・と模写も宗教的雰囲気になってきた。

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