そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

亀田一家とはなんだったのか

2007-10-15 23:00:18 | Sports
亀田大1年、父は無期限ライセンス停止=兄の興毅、金平会長も処分-ボクシング (時事通信) - goo ニュース

ここにきてすっかり潮目が変わったというか、亀田一家物語の企画元・TBSをはじめ各メディア(および芸能界)の報道(および論評)姿勢も一斉に向きを変えたようですな。
しかしまあ結局、亀田一家というのは、なんでもいいから騒ぎたいという大衆の欲望と、話題性(ネタ)になる対象が欲しいというマスコミのニーズが交差するところに現れた妖怪みたいなものであって、報道のベクトルが変わったといってもその地位にあるという点ではいっしょなわけで、本当に亀田が嫌いなら、罵倒するよりも無視する、というのが正しい態度なのでしょう。
といいつつ、こうしてブログのネタにしている点では、自分も同罪なわけだけどw

自分の場合、亀田がらみの試合と言えば、興毅とランダエタの最初の試合をテレビ観戦したくらいだし、世の中の多くの人と同様、亀田に金を払ったことも期待や夢を託したこともないので、別に亀田の化けの皮が剥がれたからと言って、そのこと自体に失望したり憤慨したりする感情はまったく起こらないのだけど。
ただ、亀田一家がのし上がる過程で、地道に真面目に生きている善良な人々がたくさん迷惑被ったであろうことは想像に難くないわけで、そのことには怒りを禁じえません。
そうした犠牲者の一人である内藤大助というボクサーが、思いがけず”正義の味方”に祭り上げられるという副産物はあったものの、自らの力により不幸にならずに済んでいる、ということだけが救いではありますが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする