またまた溜池通信さんが傑作だったので、ご紹介。
2月17日「かんべえの不規則発言」から。
○以下はある兄弟の歴史である。
1996年:「バカ」と「ズル」の兄弟、天下を目指して旗揚げ。以後、「バカ」と「ズル」が代わる代わる組織のトップを務め、組織は少しずつ発展。
2003年:いつまでたっても天下が取れないことに気づき、外から「ワル」とその仲間を招聘する。
2004~2005:「ワル」は神妙にしている。
2006年:仲間の自爆が相次ぐ。このままでは天下は取れそうにない。万策尽きて、「ワル」に代表をお願いする。
2007~08年:「ワル」の下で組織は快進撃を続ける。「バカ」と「ズル」は、「ワル」に心服する。
2009年5月:「ワル」が自爆。自分の言うことを聞きそうな「バカ」を代わりに据える。
2009年8月:「バカ」が戦いで大勝利を収め、とうとう天下を取る。
2010年6月:案の定、「バカ」が自爆。トップを降りるついでに、「ワル」を道連れにしたら拍手喝采を浴びる。「ズル」がその後を継ぐ。
2010年9月:我慢できなくなった「ワル」が「ズル」に挑戦する。ここでなぜか「バカ」は「ワル」の味方をするが、やっぱり「ズル」が勝利。
2011年1月:「ズル」は我が身を守るために「ワル」イジメに精を出す。「バカ」はまたまた「ワル」の味方をする。
2011年2月?:「ズル」に対する怒り収まらず。「ワル」と「バカ」、組織を割る構え(←今ここ)。
○この三兄弟(トロイカ体制とも呼ばれる)の物語、そろそろ終わりにしてほしいです。あまり生産性が高いとは思えませんし。しかし、こうやって振り返ってみると、いちばん罪が重いのは「バカ」ですな。
こういう辛辣なの書かせると、かんべえ氏は相変わらず絶品です。
いちばん罪が重いのは「バカ」というのも同感ですが、その「バカ」がスポンサー(金ヅル)だったってのがそもそも不幸の始まりですな。
「ワル」は知ってたけど、「バカ」と「ズル」については野党時代はここまでとは思ってなかった。
政権交代はいろんなことを焙り出してくれるものです。