今朝の芸能ニュースでは、カンヌ映画祭の話題が大きく取り上げられていた。
松本人志の初監督作と北野武の短編が招待上映されたとのニュース。
松ちゃん「大日本人」カンヌに800人来場(日刊スポーツ) - goo ニュース
北野監督の初短編映画カンヌで大ウケ(日刊スポーツ) - goo ニュース
ところが、我が家で毎朝時計がわりにつけているフジテレビ「めざましテレビ」の芸能コーナーで、上の二人の話題に先んじて大きくトップ扱いされていたのが次の話題。
キムタクと香取がカンヌで主演作PR(日刊スポーツ) - goo ニュース
二人が主演しPRしている「HERO」「西遊記」はフジテレビのドラマの映画化。
「めざましテレビ」は自社がかかわっている映画の話題を何よりも優先して取り上げた、ということ。
この話題がテレビで流れ始めたとき、なんで木村拓哉や香取慎吾がカンヌにいるのか、「HERO」や「西遊記」とカンヌ映画祭になんの関係があるのかサッパリわからなかったんだけど、この記事をよく読むと、要するに、呼ばれたわけでもないのに勝手にカンヌまで押しかけて行って、勝手に金遣ってプロモーションしたってことね。
なんというか、恥知らずというか。。
さらにフジテレビが悪質なのは、この話題を松っちゃんやたけしの映画の話題と一体化して流す(しかもより大きい扱いで)ことで、あたかも「HERO」や「西遊記」がカンヌで上映されたかのような誤解を視聴者に与える目論見がミエミエだということ。
いやホント、興行収入を増やすためには手段を選ばない、という感じですな。
もちろん、この話題にもニュースバリューがまったく無いとは言いませんよ。
でもね、ちょっとやりすぎじゃないかい?
「めざましテレビ」の芸能コーナーって、この手の番宣ばっかりなので好きじゃない(ついでに、それをしたり顔で伝える軽部というアナウンサーが大嫌い)んだけど、他局も同じ穴のムジナだからなぁ。
コドモが起きてる日は、即NHK教育にチャンネル変えてしまいます。
映画やスポーツイベントなどとテレビ局、芸能プロダクションがタイアップして、潜在的な話題性を何十倍、何百倍にも水増しして金儲けする、というビジネスモデルはすっかり定着している。
が、少なくともテレビ局が情報番組やバラエティ番組の枠の中で、お手盛りのタイアップ宣伝を行なうのは、経済活動における公正競争に反していると思う。
通常の「広告枠」を使って宣伝するのであれば、その分他のスポンサーの宣伝を流せなくなるので機会費用が発生することになるけど、番組内で宣伝すればコストは全くかからず(むしろ通常の番組制作費が浮く)それでいて絶大な効果を得られるというのだから、これはもう公共の電波を独占していることに乗じた「濫用」に当たると言っていいのではないか。
百歩譲って、番組内での宣伝を許容するにしても、その場合は「これは宣伝です」とはっきりと断った上でやるべきだと思う。
新聞や雑誌だと、記事体風の広告ページには明確に「広告」との掲示がしてある。
情報番組の中で、お手盛りの宣伝を、客観的なニュースバリューが存在するかのような顔をして流すのは、はっきり言って視聴者に対する「騙し」じゃないだろうか。
松本人志の初監督作と北野武の短編が招待上映されたとのニュース。
松ちゃん「大日本人」カンヌに800人来場(日刊スポーツ) - goo ニュース
北野監督の初短編映画カンヌで大ウケ(日刊スポーツ) - goo ニュース
ところが、我が家で毎朝時計がわりにつけているフジテレビ「めざましテレビ」の芸能コーナーで、上の二人の話題に先んじて大きくトップ扱いされていたのが次の話題。
キムタクと香取がカンヌで主演作PR(日刊スポーツ) - goo ニュース
二人が主演しPRしている「HERO」「西遊記」はフジテレビのドラマの映画化。
「めざましテレビ」は自社がかかわっている映画の話題を何よりも優先して取り上げた、ということ。
この話題がテレビで流れ始めたとき、なんで木村拓哉や香取慎吾がカンヌにいるのか、「HERO」や「西遊記」とカンヌ映画祭になんの関係があるのかサッパリわからなかったんだけど、この記事をよく読むと、要するに、呼ばれたわけでもないのに勝手にカンヌまで押しかけて行って、勝手に金遣ってプロモーションしたってことね。
なんというか、恥知らずというか。。
さらにフジテレビが悪質なのは、この話題を松っちゃんやたけしの映画の話題と一体化して流す(しかもより大きい扱いで)ことで、あたかも「HERO」や「西遊記」がカンヌで上映されたかのような誤解を視聴者に与える目論見がミエミエだということ。
いやホント、興行収入を増やすためには手段を選ばない、という感じですな。
もちろん、この話題にもニュースバリューがまったく無いとは言いませんよ。
でもね、ちょっとやりすぎじゃないかい?
「めざましテレビ」の芸能コーナーって、この手の番宣ばっかりなので好きじゃない(ついでに、それをしたり顔で伝える軽部というアナウンサーが大嫌い)んだけど、他局も同じ穴のムジナだからなぁ。
コドモが起きてる日は、即NHK教育にチャンネル変えてしまいます。
映画やスポーツイベントなどとテレビ局、芸能プロダクションがタイアップして、潜在的な話題性を何十倍、何百倍にも水増しして金儲けする、というビジネスモデルはすっかり定着している。
が、少なくともテレビ局が情報番組やバラエティ番組の枠の中で、お手盛りのタイアップ宣伝を行なうのは、経済活動における公正競争に反していると思う。
通常の「広告枠」を使って宣伝するのであれば、その分他のスポンサーの宣伝を流せなくなるので機会費用が発生することになるけど、番組内で宣伝すればコストは全くかからず(むしろ通常の番組制作費が浮く)それでいて絶大な効果を得られるというのだから、これはもう公共の電波を独占していることに乗じた「濫用」に当たると言っていいのではないか。
百歩譲って、番組内での宣伝を許容するにしても、その場合は「これは宣伝です」とはっきりと断った上でやるべきだと思う。
新聞や雑誌だと、記事体風の広告ページには明確に「広告」との掲示がしてある。
情報番組の中で、お手盛りの宣伝を、客観的なニュースバリューが存在するかのような顔をして流すのは、はっきり言って視聴者に対する「騙し」じゃないだろうか。
が、もうひとつの役割として、賞レースとは別に新作が売り買いされる場でもあります。
映画関係者も多数集まっている為にこれからの作品をPRに来る人たちと、その新作を買い付けに来るバイヤーが集っているわけです。
そういう場所に映画の宣伝を自分たちの金使ってやることの何が悪いのでしょうか?
実際カンヌでは韓国の映画もPRをしているようですし。
”宣伝”を客観的価値とすり替えて見せるようなやりくちがフェアじゃない、という意見です。
「恥知らず」と書いたのは、そういうやりくちに乗っかっていながら「誇らしく思います」とか「プレッシャーを感じますね」とか話しているのが、自分には滑稽に思えたからです。