6月17日に「スイカ栽培」の第1回目をご紹介しましたが、今日はその2回目として「収穫」をご紹介します。
スイカは夏を代表する果物の一つと言われており、その収穫には他の野菜の収穫とは違う喜びがあり、満足感があります。
今年は、味を重視した栽培を心掛けて春先から取り組んできました。
そのため、定植の1ヶ月くらい前に、米ぬかや油粕、配合肥料などを早めに施肥して畝を作りました。
4月下旬、苗の定植後に一時生育が思わしくない状態が続きました。根が動き出したのは3週間余り経ってからのことで、この頃から漸く蔓の伸びに勢いが出てきたように思います。
・定植から1ヵ月余り経って(5月末頃)、やっとここまで蔓が伸びてきたスイカの畝です。
・更に1週間~10日後に漸く開花が見られるようになりました。
・受粉から10日ほどでこのくらいに肥大しますが、もう少し前(受粉から3~4日)のピンポン玉くらいの時にその日にちを控えておき、収穫の目安とします。
ピンポン玉くらいの表示日から32~34日で収穫の時期になります。
・このスイカで26日目くらいです。
「スイカの収穫の目安」
私の収穫の目安は、受粉後の日数の他に軽くたたいた時の音、スイカの付け根とその前後にある”ひげ”が枯れていること、更にお尻の色が濃い黄色になっていることを判断の基準としています。
・これのスイカは7月9日に収穫したもので、表示日から32日目です。上記の判断の目安は一応クリアしているので収穫しました。
このスイカで大きさは直径25cm、重さ7.4kgです。目標(8~9㎏)としていたものよりやや小ぶりです。
左上にある白い線のようなキズは、3週間くらい前にアライグマの被害にあった痕です。そのときには、一番大きなスイカを食べられてしまいました。
・7月10日、早速切ってみました。皮は薄く、種も黒くなっており、ちょうどよい熟れ具合です。重視していた味は、甘味があって大変美味しく満足しています。
・今年は、重さ8㎏以上の大きなスイカは出来ていませんが、今回の収穫と同じくらいの7kg台が5個、それより小さい5~6kg台のものが4~5個収穫できる予定です。
・この画像のスイカで今回収穫したものと同じくらい(約7kg)の大きさです。
「栄養と健康効果」
・スイカは果肉の95%が水分で、このうち4~6%が糖分といわれています。
栄養価も、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、カリウムなどをバランスよく含んでいるようです。
・スイカに含まれる果糖やブドウ糖はエネルギーに変わるのが速く、夏の疲労回復に即効性があります。
また、豊富に含まれているカリウムは利尿作用があり、腎炎や膀胱炎、高血圧に効果があるといわれています。
暑い夏には、よく冷えたスイカを食べて健康を実感しましょう!