らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の花

2009-07-15 | 
今日は、「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の花をご紹介します。
この花は、私の散歩コース、熊取:長池公園のコース沿いに咲いていたものです。花が少なくなったこの時期には存在感があり、丸く大きな花は見応えがあります。

「ボタンクサギ(牡丹臭木)」は、クマツヅラ科クサギ属の花で、落葉小高木です。
別名を「ヒマラヤクサギ、」「ベニバナクサギ」などといわれています。

原産地は中国南部、インド北部地方で、中国名は臭牡丹と呼ばれており、日本には庭木や薬草として持ち込まれたようです。

・遠目からでもよく目立つ「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の花です。


クサギの仲間なので葉などを傷つけると独特の臭気がしますが、観賞だけでは嫌な臭いは感じません。

・開花直前の「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の蕾です。


「ボタンクサギ(牡丹臭木)」は、ピンクの小さな花が集まってマリ状に咲き、直径が10~15㎝くらいの大きな花(集散花序)となりますので見応えがあります。
花には葉や茎と違って、かすかな芳香があります。

・マリ状に咲いた「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の花です。


葉は広卵形で不揃いな鋸歯があり、名の通り特異な臭いがありますが、かつては、若葉は山菜やお茶などに利用されたり、薬用としてリューマチ、高血圧、下痢などの他、強い殺菌作用があることから腫れ物や痔の治療にも利用されたようです。

・「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の葉です。


「ボタンクサギ」は漢字で「牡丹臭木」と書き、牡丹のような花を咲かせる「臭木」と言う意味からつけられたようです。
「臭木」とは、葉や茎が独特の臭いを発するところに由来します。ただし、葉や茎を切ったり折ったりしなどなければ臭いは発しません。
また、「ボタンクサギ(牡丹臭木)」は、普通の「臭木」に比べれば臭いは弱いそうです。

・咲きかけの「ボタンクサギ(牡丹臭木)」の花です。


「花言葉」  運命、治療