今日は、全国的には余り食されていない野菜「ソウメンカボチャ」をご紹介します。
「ソウメンカボチャ」は田舎の「道の駅」などでは販売されていますが、スーパーでは余り見かけないのではないでしょうか?
私の故郷、岡山地方では「ソウメンウリ」と呼ばれており、広く栽培されています。私は子供の頃よく食べたその味が忘れられず、毎年栽培しているものです。
「ソウメンカボチャ」は正式名を「金糸瓜(きんしうり)」と言い、ウリ科、カボチャ属のペポカボチャ種に属する一年生の西洋カボチャの一種です。
原産地はアメリカ大陸で、日本には明治時代に渡来したようです。
別名を「ソウメンカボチャ(素麺南瓜)」、「ソウメンウリ(素麺瓜)」、イトカボチャ(糸南瓜)」などと言われており、ほぐすと果肉が素麺状にバラバラとほぐれてくることからこれらの名前がつけられたようです。
・畑のソウメンカボチャです。
・収穫した「ソウメンカボチャ(素麺南瓜)」です。瓜は縦長で楕円形をしたラグビーボールのような形をしており、大きなものでは直径20cm、長さ30㎝ほどになります。
シャキシャキとした食感があって美味しいのですが、全国的に普及しない要因の一つに調理方法について不安があるのではないかと思います。
そこで、調理方法をご紹介しておきます。
「調理法」
(1)「ソウメンカボチャ(素麺南瓜)」を下の画像のように4~5㎝の幅に輪切りにします。(表皮が硬いので手を切らないように注意してください。)
(2)輪切りにした「ソウメンカボチャ(素麺南瓜)」の種の部分を丸く切り取り、水から茹で上げます。
(3)沸騰してから20分ほどで柔らかくなります。目安は、実に箸が通るようになったら茹で上がりです。
(4)水にとって冷やします。
(5)冷えたソーメンカボチャ(金糸瓜)の内側を箸やフォークでほぐすと果肉が素麺状にバラバラとほぐれてきます。
(6)水気を絞り、麺つゆや三杯酢で食べます。
見た目はソーメンのような感じですが、ソーメンとは違ってシャキシャキした食感があり、ポン酢や麺つゆ、三杯酢で食べるととても美味しい野菜です。
・果肉がソーメン状にほぐれたところです。
(一言メモ)
・低カロリーでダイエットに有効な食材といわれています。
・代表的な成分はβーカロチンで、コレステロールを減らしたり心臓病予防に効果があると言われています。
・豊富に含まれるカリウムや糖分などで利尿作用が期待でき、むくみやすい人にはお奨めの野菜だそうです。