らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「日本標準時制定記念日」とは

2009-07-13 | 雑学

7月13日は「日本標準時制定記念日」です。そこで、今日はこの「日本標準時制定記念日」について調べて見ました。

日本の時刻制度は江戸時代までは各地方時で行われていましたが、明治時代になって電信や鉄道などが導入されるようになると、国内各地で別々の時刻を使用するのは非常に不便になってきました。
そこで、電信局は全国で東京時刻を使用することとなり、気象台では全国で京都時刻を使用することとなったようです。

しかし、明治17年(1884年)の国際子午線会議で「グリニッジ天文台」を通る子午線を経度の基本とし、世界の子午線の基準に決定され、そこから経度が15度ずつ隔たるごとに1時間ずつ時差を持つ時刻を各国で使用することが決まったため、日本では東経135度の明石時刻が使用されることになり、明治19年7月13日、勅令51号により、明石時刻が日本標準時と定められて、明治21年1月1日から施行されることとなりました。
これを記念して制定されたのが7月13日の「日本標準時制定記念日」です。

・下の画像は明石市立天文科学館の塔時計です。 
                  (明石市立天文科学館HPより)    
        

この塔時計は3代目だそうです。服部セイコーから寄贈されたもので、平成10年(1998年)1月17日午前5時46分に稼働しました。
なお、2代目の塔時計は1995年の阪神・淡路大震災で壊れて停止したため撤去され、現在は神戸学院大学に展示されているそうです。

(参考)
なお、世界標準時については、当ブログ6月10日の「時の記念日と日本標準時について」をご参照ください。