先日、所要で久しぶりに大阪市内に出かけました。
そこで今日から数回に分けて天王寺公園を中心にご紹介します。
「あべのハルカス」
あべのハルカス(Abeno Harukas)は、大阪・阿倍野に建設中の超高層ビルで、現在まだ工事中ですが、今年6月に「あべのハルカス近鉄本店」が、B2階から14階までオープンしています。
このビルは近畿日本鉄道の建て替え物件であり、建築規模は高さ300m、延床面積21万2,000m²、地上60階・地下5階だそうです。
来年(2014年)3月に竣工、同年春開業予定であり、現在は工事中ですが、今年(2012年)8月時点で高さ300mに到達して、横浜ランドマークタワーの296mを抜き、日本一高いビルとなりました。
2014年の開業時には21年ぶりに「日本一高いビル」の称号が移る事となっています。
「あべのハルカス」の名称は、平安時代の古語「晴るかす」から名づけられたそうです。
「晴るかす」とは、「晴らす、晴れ晴れとさせる」という意味で、来訪者に超高層建築ならではの爽快感や、多彩で充実した施設による「晴れ晴れ」とした心地よさを味わってほしいという思いが込められているそうです。
・地上300mの日本一高い超高層ビル「あべのハルカス」です。
「天王寺公園」
天王寺公園(てんのうじこうえん)は、天王寺区茶臼山町にある市立公園で、上町台地の西端に位置しており、総面積は約28万m²、園内には天王寺動物園や大阪市立美術館、慶沢園(けいたくえん)を擁する大阪を代表する都市公園です。
・天王寺公園の天王寺ゲートを入った正面にある沈床花壇です。
・天王寺公園から眺めた「あべのハルカス」です。
「通天閣」
通天閣は大阪市浪速区の新世界界隈の中心部に建つ展望塔で、国の登録有形文化財に指定されています。
「通天閣」とは、「天に通じる高い建物」という意味で、明治初期の儒学者藤沢南岳によって命名されました。
現在の通天閣は二代目で、1956年(昭和31年)に完成しました。避雷針を含めた高さは103m(塔自体の高さは100m)となっています。
・天王寺公園から眺めた通天閣です。
「和気橋」
和気橋(わけばし)は河底池(かわぞこいけ)に架かって茶臼山に渡っている橋で、昭和12年(1937年)に完成しました。
河底池(通称ちゃぶいけ)は、延暦7年(788年)に和気清麻呂(わけのきよまろ:733~799年)公が、大和川や河内湖の排水と水運のために上町台地をここで開削しようとして失敗した跡地とも言われており、そこから和気清麻呂公にあやかって和気橋と命名されたそうです。