先日、某TV局の地域ニュースで、大阪・泉佐野市の幼稚園児が落花生掘りを体験した様子を紹介していました。
その数日前に、我が家でも落花生の一部を収穫したのでご紹介します。
・これが栽培している落花生の畝です。収穫したのは手前の網を取った所で、全体の4分の1ほどです。
網をかけているのは、カラスかハトか分かりませんが、根元が掘られて食害に遭ったためです。
落花生は、花の跡に出てくる子房柄と呼ばれる雌しべの先が地面に向かって伸びて土の中に入り、その先に莢が付きますが、今年は夏の乾燥で畝の土が固まり、子房柄が土中に入りにくかったことから、豆が入った莢は少ないように感じます。
莢の中にはこのように発芽しているものもありました。
このような現象は莢ができて長期間経過し、加えて畝が湿ってくると起こりますが、今年は9月上旬までの乾燥の後、台風による雨でその条件が揃ったものと思われます。
虫に食べられたのか、このように莢が腐っているのも散見されました。
これらはコガネムシの幼虫による仕業ではないかと思われます。
たくさん莢がついているように見えますが、実の入っていない小さな莢が目立ちます。
これは9月になって雨が降ったことから、その後に子房柄が土中に入って莢をつけたものと思われます。
全般に今年の出来は余りよくないようですが、量は少なくても我が家で食べるだけは何とか収穫できそうです。