らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ジェネリック家電

2013-10-30 | 時事

皆さんは「ジェネリック家電」という言葉を聞いたことがありますか?
「ジェネリック家電」とは、既存の人気家電と性能は変わず、しかも価格が安い後発の家電のことです。
ジェネリック医薬品からもじって名付けられたもので、ノーブランドや知名度の低い会社の家電製品ながら、ナショナルなどの有名ブランドの製品とほぼ同一の性能を持ち、価格が安いことから最近売り上げを伸ばしていると言うことです。

先日、某テレビ局が放送していたので、今日はその一部を簡単にご紹介します。

「ジェネリック家電の人気の秘密」
人気の理由は安さだそうです。
例えばオーブンレンジの場合、ある量販店で大手電機メーカーの最新型オーブンレンジが9万9800円で売られていたのに対し、ジェネリック家電のオーブンレンジは9980円で売られています。
このレンジは温めるなどの機能に絞っていることから10分の1の価格が実現したもので、買い物客の中には、「必要最小限の機能があれば安い方がいい」とか「どのメーカーかは重視していない」といった要望がら製品化となったようです。

「安い秘密」

メーカーでは自前で製品の設計や製造を行わず、全国の中小企業に委託しています。
委託先となっているのは、かつて大手の電機メーカーの下請けをしていた会社で、家電の部品や製造技術のノウハウを活用すれば、一から開発するよりもコストを大幅に下げられるということです。

「信頼性」
価格が安いだけでは、目の肥えた日本の消費者は納得しないことから、日本メーカーならではの信頼性を全面に打ち出しています。
その1つが、耐久性のテストです。
独自に安全基準を設定し、家電製品を1万時間以上使用し続けても不具合が生じないかなどをチェックしています。
また、コールセンターを設置し、商品の使い方などの問い合わせに応じるほか、修理の依頼にも対応しているそうです。

「消費者の選択」

「ジェネリック家電」は次々にメーカーが参入し、製品の種類も調理家電や美容家電、テレビなど、さまざまな分野に広がっており、扇風機では、大手メーカーを抑えて「ジェネリック家電」のメーカーが国内のトップクラスのシェアを占めるほどに成長しているとのことです。
大手の電機メーカーはこれまで、他社にない新しい機能を開発し、価格が高くても買ってもらえる製品を作ることにしのぎを削ってきましたが、ジェネリック家電の登場で、消費者にとって、「機能」で選ぶか「価格」で選ぶか、選択の幅が広がることになりました。

なお、ジェネリック家電メーカーに勤めている方の中には、大手メーカーを退職した人やリストラになった方、転職や早期退職された方など、大手メーカーで働いていた方が多くいるようです。