らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

フジバカマ(藤袴)

2013-10-19 | 

秋の七草の一つ「フジバカマ(藤袴)」が畑に咲いているのでご紹介します。

「フジバカマ(藤袴)」はキク科フジバカマ属の多年生植物で、原産地は中国といわれています。
日本には、奈良時代に香料として渡来し、その後、野生化して日本各地の河原などに群生していました。
しかし現在ではその数を減らし、環境省の準絶滅危惧種に指定されているそうです。

・畑のフジバカマです。


藤袴は10月~11月にかけて小さなピンク色の花をたくさん咲かせます。
名前の由来は、花の色が藤色で、花弁の形が袴に似ているところからつけられたと言われています。



藤袴は、生木には香りはありませんが、刈り取った茎葉を半乾きの状態にすると、桜餅のような甘い香りがします。
平安時代の女性は干した茎や葉っぱを洗髪に利用したり、香り袋に入れて十二単にしのばせたりしたそうです。



「薬草としての藤袴」
フジバカマは薬草としても利用されるようです。
蕾をつけた藤袴を採取し、2~3日干して乾燥させたものが生薬名の蘭草(らんそう)で、それを煎じたものを、1日数回お茶代わりに飲むと糖尿病の予防に有効といわれています。
また、適量の蘭草(らんそう)を布袋に入れて、鍋などで煮出してから風呂に入れて入浴すれば、入浴剤として保温、肩こり、神経痛に有効といわれ、皮膚のかゆみがあれば布袋でこすると効果があるそうです。
私は未だどちらも試したことはありません。