らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ハロウィン

2013-10-31 | 伝統行事

今日はハロウィンですね。
孫も幼稚園でお化けの仮装をして、お菓子の交換をするようです。

ところで、ハロウィンの由来をご存知でしょうか?
今日は日本でもイベント化してきているハロウィンの由来について調べました。

「ハロウィンの由来と起源」
「ハロウィン」の由来は「All Hallows Eve(諸聖人の日の前夜祭)」が短縮された「Hallowseve」で、これがなまって「Halloween」となったそうです。
そして、「ハロウィン」の起源は古代ケルト民族の収穫祭「サウィン(Samhain)」とされています。
古代ケルトでは1年の終わりは10月31日、新年の始まりは11月1日とされており、年末である10月31日の夜には死者の霊や悪霊が子供をさらったり作物を荒らしたりすることから、霊を払い去るためにドルイド(祭司)が火をつけて作物と動物の犠牲を捧げていました。

古代ケルト人と古代ローマ人がブリテン島を征服してから両民族の祭りが組み合わさっていきました。
つまり、古代ケルト民族のドルイド教の収穫祭の行事に、ローマの果家女神Pomonaの祭が加味され、その後、キリスト教が伝来したことで、3つの民族の祭りが合わさって「ハロウィン」という形として祭事が残ったとされています。

「トリック・オア・トリート (Trick or Treat) 」

子供たちがお菓子をもらうために「Trick or Treat」と言う習慣は、古代ケルトの「Souling(ソウリング)」と呼ばれる習慣が由来となっているそうです。
「諸聖人の日」の翌日11月2日は、「死者の日(万霊節)」と呼ばれ、煉獄(れんごく:死者が天国に入る前にその霊が火によって罪を清め浄化されると信じられている場所)にいる死者の魂に祈りが捧げられます。
この「死者の日」には、仮面をかぶった子供たちが歌をうたいながら家々を回って「ソウル・ケーキ (soul cake) 」を乞い、受け取った「ソウル・ケーキ」は亡くなった霊魂を天国に導く儀式に用いるという習慣があったそうで、このケーキを乞う行為がSouling」と呼ばれて、「ハロウィン」における「Trick or Treat」の習慣の由来とされています。

「ジャック・オー・ランタン(Jack-o’-Lantern)の由来と意味」
「ジャック・オー・ランタン」とは、アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような存在で”ランタン持ちの男”の意味だそうです。
「ジャック・オー・ランタン」は伝承上の人物で、生前に堕落した人生を送ったまま死んだ者の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にし、萎(しな)びて転がっていたカブをくり抜き、それを入れたランタンを片手に持って彷徨(さまよ)っている姿だとされています。

「日本でのハロウィン」

日本では、2000年頃まではハロウィンは英語の教科書の中、もしくはテレビで知られる程度でした。
しかし、近年、製菓メーカーではハロウィン限定のお菓子を発売するなど、バレンタインデー、クリスマスに次ぐ「第3の商戦」に仕立てようとしているようです。
商魂たくましい日本の菓子メーカーのことでもあり、ハロウィの行事が日本に定着するのはそう遠くないかも知れません。