らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

紀州街道を歩く(その1)孝子越街道

2015-06-03 | 地元紹介

先日、現役時代の趣味の会である「歴史探訪同好会」のメンバー10名と紀州街道を歩いてきました。
このシリーズは堺市から和歌山までの街道を歩いているもので、2~3ヶ月に1回実施しています。
前回(3月)の時には南海電鉄泉佐野駅まできていることから、今回は同駅に集合して、南海電鉄尾崎駅(阪南市)までの12㎞~13㎞を歩くものです。
今日から数回に分けてご紹介します。

紀州街道は泉佐野市鶴原から「孝子越(きょうしごえ)街道」と「熊野街道」に分かれます。
「孝子越街道」は海岸線に沿うように尾崎から深日(ふけ:岬町)、孝子峠を越えて和歌山城下へと続く街道であり、もう一方の「熊野街道」は海岸線から離れて、信達(泉南市)から 山中(阪南市) - 雄ノ山峠 - 山口(和歌山市)を通って 和歌山城下へと続く街道です。
私たちが歩いたのは「孝子越街道」に沿って関西空港の対岸に出来た、りんくうタウンの新しい道です。

・集合場所の南海電鉄泉佐野駅です。


泉佐野から関空対岸のりんくうタウンを南へ暫く歩くと、自動車と電車の高架橋の下を潜り抜けます。
奥に見える高層ビルは高さ256.1mの「りんくうゲートタワービル」です。
2015年現在、あべのハルカスの300m、横浜ランドマークタワーの296.3m、NTTドコモ代々木ビルの272mに次いで日本で4番目の高さとなっています。

・右の高架橋は南海電鉄の関空線、中央は関西空港自動車道、そして、左下隅に見えている高架橋はJR西日本の関空線です。


「孝子越(きょうしごえ)街道」は泉佐野で紀州街道から分岐して孝子峠(きょうしとうげ)を越えて和歌山へと至る街道です。
泉南の古い町並みをつないで南下する現在の旧国道26号線とほぼ重なるルートですが、新しい道を歩いたので名所旧跡には全く縁がありませんでした。

・泉佐野市羽倉崎辺りの関空対岸のりんくうタウンの道路です。


泉佐野市を過ぎて、田尻町までやって来ると、田尻漁港の傍に「田尻海洋交流センター」があり、その横で「朝市」が開かれていました。

「田尻海洋交流センター」
「田尻海洋交流センター」では、刺し網漁とカゴ漁、2種類の漁法を体験することができ、セミコースでは獲れた魚は持ち帰ることもできるようです。
また、フルコースでは、港に戻ってから獲った魚をバーベキューで楽しむことができます。
更に、ここの漁業体験の魅力の一つが関空沿岸のクルージングです。
海上から空港を眺めるだけでなく、タイミングが合えば離発着する飛行機の大迫力を間近で見ることができます。



「日曜朝市」
「田尻海洋交流センター」の横では、日曜日の午前中、朝市が開かれています。
この市では、大阪湾でとれた魚介類を売っているものですが、他にも地元で織られている泉州タオルや野菜、花、果物、天ぷら等その場で食べられる物も並んでいます。
また、値切ると値引きしてくれたり、おまけしてくれたりするところもあって、売主との駆け引きが楽しい朝市です。