コンビニに行ってもスーパーに行っても美味しそうな『おにぎり』が並んでいます。
『おにぎり』は『おむすび』とも言いますが、その違いはどこにあるのでしょうか?
調べてみました。
一説には、『おにぎり・おむすび』どちらも同じものですが、この違いは形と握り方にあるようです。
即ち、神の力を授かるために米を、山型(神の形)にかたどって食べたものが「おむすび」で、「おにぎり」は「にぎりめし」から転じたものと言われています。
つまり「おむすび」は三角形でないといけなくて、「おにぎり」はどんな形でも良いというものですが、このほかにも色々な説があるようです。
「おむすび」
「おむすび」は室町時代、宮中に仕えた女性が使った“女房ことば”で、その後「にぎりめし」の丁寧な言い方として一般にも広がりました。
ですから『おにぎり』より『おむすび』のほうが丁寧な呼び方だと考えられているようです。
また、『おむすび』は心を結ぶ、縁を結ぶものという人や、地域によって呼び方が違っていたり、大きさによって使い分けるという人もいるようです。
「おにぎり」
一方「おにぎり」は、一番古い呼び方は8世紀の文献に登場する「握飯(にぎりいい)」で、蒸した米を握ったものだったようです。
それが、江戸時代になると「握飯(にぎりめし)」と呼び、炊いた米が一般的になりました。
「にぎり」「おにぎり」は比較的新しく、明治以降の呼び方だと言うことです。
なお、「おにぎり」と「おむすび」は地域によっても呼び名が違うようです。
日本の大部分で「おにぎり」と呼ぶのに対して、関東~東海道にかけては「おむすび」と呼ばれているようです。
しかし、東京都と神奈川県では「おにぎり」と呼ぶケースが多いということです。
また、「おにぎり」と呼ぶコンビニ(ローソンなど)もあれば、セブンイレブンのように「おむすび」と呼ぶコンビニもあると言うことです。