らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

難しいパソコン用語

2015-06-16 | 時事

新聞によると、政府は今月12日午前の閣議で、2015年版「高齢社会白書」を決定しました。
それによると、65歳以上の高齢者は14年10月1日現在で3300万人(前年比110万人増)で、総人口に占める割合の高齢化率は26.0%(同0.9ポイント増)となり、過去最高を更新、総人口が減少する中、高齢化率は上昇しています。

また、60歳以上の日常生活に関する調査では、インターネットやスマートフォンなどの情報端末を「全く利用していない」、「あまり利用していない」が合わせて67・2%に上り、高齢世代には浸透していない実態が浮き彫りになったそうです。

一方で、情報端末を「利用したい」と答えた人は60~64歳が59・2%。70~74歳は30・4%、80~84歳は16・2%で、年齢が高くなるにつれて割合が下がる傾向にありました。
調査担当者は「現役時代にネットを利用したことのない世代は、なじみがないのではないか」と分析しています。

パソコンやスマホなどの情報端末は利用したくても、難しい専門用語で説明されていることから、高齢者には中々理解できず、敬遠されているのではないかと思います。
白書の中で、情報端末を「利用したい」と答えた高齢者の人たちに「アカウント」とか「ログイン名」、「○○ID」と言われても無理だと思います。
しかしこれらはパソコンの初歩の初歩用語です。
避けて通れません。

極めて簡単に説明すると、まず、インターネットの設定などでは、最初のページにいくと、よく、「アカウント登録・作成」という言葉に出くわします。
利用するために登録をしてくださいということです。
アカウントとは、英語で口座の意味のので、ここでは、「口座」を作るのと同じようなことをします。

手続きを進めていくと、「名前」、「ユーザー名」、「パスワード設定」などの用語が出てきます。
ここで「名前」と「ユーザー名」は何が違うのかと言うと、「名前」は同姓同名の人がいることもあるので、他の人と重複しないように「ユーザー名」を設定するようです。
銀行口座の番号のようなものですが、それが当初は理解できませんでした。

更に、紛らわしいことに、「ユーザー名」には、別の言い方がたくさんあります。
例えば、「アカウント名」、「ログイン名」、「○○ID」など、いまだによく分かりませんが、簡単に言えば、これらは全て「ユーザー名」と同じと考えればいいようです。

他にも、「ネット」と「ウェブ」、「ウェブサイト」と「ホームページ」のようにほぼ同じ意味で使われていることばがあります。
「ネット」はインターネットの略で、「ウェブ」はワールドワイドウェブ(WWW)の略です。
「ウェブ」は本来、インターネット上で使う検索システムのことを言いましたが、今では、ほぼ同じ意味で、「ネットで検索」、「ウェブで検索」と使われています。

「ウェブサイト」のサイトは、場所の意味で、ウェブで情報を公開している場所のことです。
「ホームページ」は、本来、そのウェブサイトの入り口を言いましたが、今では、「ウェブサイト」とほぼ同様の意味で使われています。

ややこしいですね。
これらの専用用語は初歩の初歩ですが、高齢者には中々理解できないでしょうね。

インターネットの用語は分からなくても、最初の設定さえしておけばネットの利用はできます。
どうしても理解できなければ、パソコンメーカーのサポート室、或いはプロバイダー(インターネット接続業者)へ電話して聞くと親切に教えてくれます。
高齢者も、文明の利器であるパソコンやスマホなどの情報端末を有効に活用したいですね。