らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

オワハラ

2015-06-27 | 時事

「オワハラ」と言う言葉を聞いたことがありますか?
私は初めて聞く言葉ですが、先日テレビニュースで紹介していたので調べてみました。

「オワハラ」とは「就活終われハラスメント」のことで、企業の人事などの関係者が、学生に対して就活を終わらせて自社に入社するよう圧力をかける行為を指します。
 2015年は経団連加盟企業が採用・選考時期を8月に後ろ倒しする一方で、非加盟企業は早期に内定を出すと見られていることから、 後から選考をする企業に学生を取られたくないとして、こうしたハラスメントが多発する可能性があると言われています。

実際、4月以降、就職活動学生の中には、既に「内々定」を獲得した人や、昨年の夏季、秋季、冬季のインターンシップに参加していた学生が、早々と内々定をもらっている状況であり、そのような学生から最近よく耳にするのが「オワハラ」(就職活動終われハラスメント)なのだそうです。

彼らが企業から言われた「オワハラ」は次のようなものだそうです。
・現在受けているすべての会社を今この場で辞退すれば「内々定を出す」という、交換条件を突き付けられたケース。
・「うちの内々定でもう就職活動は終了だよね?」「もう他の企業の選考は受けないよね?」と言った強制的に終了確認を求められたケース。
・頻繁に会社の関係者や内定者を交えた食事会や会社のイベントに参加させられ、辞退しにくい関係作りをされるケース。
更に、「入社誓約書を2週間で提出するよう求められた」という学生もいたようであり、文部科学省は今後、こうした行為がさらに増えるおそれがあるとして、ハラスメントと感じた場合は大学の窓口に速やかに相談するよう呼びかけています。

就職戦線がいわゆる売手市場となるなか、人材を確保するために早い段階で内々定を出し、他社への就職活動を終えるよう強要したい企業の事情は分かりますが、日本は憲法22条で職業選択の自由が保障されています。
良い人材を確保したいなら、学生から選ばれる企業に変わるべきであって、企業の横暴といえるような「オワハラ」は自粛すべきではないでしょうか。

しかし、学生たちにとっては嬉しい売り手市場となったものですね。
50社回っても100社回っても内定がもらえなかった数年前とは、比較にならないような経済環境の好転が実現したものです。
これもアベノミクス効果や円安効果の現れの一つなのでしょうね。