ジャガイモの一品種であるレッドムーンをご存知でしょうか?
皮は赤色で、サツマイモのような甘さがある美味しいジャガイモです。
我が家では毎年、男爵、メークイン、キタアカリの3種類の種ジャガイモを購入して栽培していますが、昨年、家内の知り合いのFさんからレッドムーンを頂いことから数個を植え付けて、先日収穫しました。
今日はレッドムーンをご紹介します。
レッドムーンは、㈱サカタのタネがアメリカのパン・アメリカンシード(株)から導入した真正種子から選抜し、育成種苗登録し、平成3年2月21日付け官報で告示された品種です。
・掘った時には、まだ青々としていたレッドムーンの葉と茎です。、
レッドムーンは、皮が赤く、肉色は黄色で、肉質は甘みが強くてサツマイモのようなジャガイモです。
一株に付くイモの数は10個前後で、比較的たくさん付きます。
・葉や茎が生き生きしていたので収獲には少し早いかと思いましたが、掘ってみると満足いく出来栄えでした。
レッドムーンは深い紅色の皮で、やや細長くメークインのような形をしているので、「レッドメーク」などの名前で呼ばれることもあるようです。
収穫後に甘味が増し、本当のサツマイモのような甘さになるようです。
・これが今年のレッドムーンの収量です。
煮崩れしにくい品種なので、カレーやスープなどの煮込み物はもちろん、ポテトサラダにも適していると言うことです。
なお、三重県の紀伊長島町では、平成3年度から実施している「一集落一野菜づくり」の一環として、極小カボチャ(錦甘露)、赤色と黄色のジャンボピーマン、レッドムーン(赤いバレイショ)等を試作し、転作作物として奨励するとともに、これらの新品種による特産物の開発に取組んでいるそうです。
・肉色は黄色をしており、まるでサツマイモを思わせるようなレッドムーンです。