らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

姫路の旅(その3)

2015-10-04 | 旅行

今回の姫路城見学会では大天守に上る予定でしたが、観光客で混雑していたことから上る時間がなくなり、3階で引き返すことになりました。

「姫路城鳥瞰図」
明治初期の姫路城鳥瞰図です。
下の内堀中央左に架かる橋が桜門橋と大手門です。鳥瞰図を見ると、その広大さがよく分かります。


・三の丸広場からの大天守と西小天守です。


「六葉釘隠し」
姫路城内の各所には釘隠しと呼ばれる金物が設けられています。
この釘隠しは6片の葉の形をしていることから、「六葉釘隠し(ろくようくぎかくし)」と呼ばれています。
六葉釘隠しの案内は大天守1階の長押部分に掲げられていますが、目線より高い位置につけられているため、ガイドさんが説明してくれなければ見逃していたかも知れません。



「東大柱」
姫路城を支えているのが2本の大柱です。
東西にそれぞれ高さ24.6m、根元直径95㎝、末口42㎝の大きな柱が、それぞれ地階から5階まで一本柱で通されています。
この東大柱は姫路城大天守を支える2本の大柱のうちの東側の1本です。

・3階で見られた大柱です。


「石棺」
備前門の入口脇にはきれいに加工された直方体の石が縦に積まれています。
これは古墳に埋葬されていた石棺で、築城の際に石垣に転用されたものです。その他の石垣にも組合式石棺の石や底石などにも転用されています。
こうした古墳の石棺が積石として多く転用されているのが、姫路城の石垣の特徴ですが、築城によって姫路近辺にあった古墳がいくつも破壊されたのではないかと想像されているようです。

・縦長の積石が石棺です。


・真下から撮影した大天守です。


「お菊井戸」
この井戸は播州皿屋敷の怪談で知られる「お菊井戸」と言われています。
永正年間(1500年頃)、姫路城主小寺則職(のりもと)の執権、青山鉄山は町坪弾四郎(ちょうつぼだんしろう)と語らい、城を奪おうと企てていました。
則職の忠臣衣笠元信はお菊を青山家に女中として住み込ませ、その企てを探らせました。
則職暗殺を探知したお菊が元信に知らせたため、則職は家島(姫路市)に逃げて殺されずにすみましたが、城は鉄山に乗っ取られました。
お菊の動きを知った弾四郎はお菊を助ける代わりに結婚を強要しました。
元信を慕うお菊はそれを拒みました。
弾四郎はそんなお菊を憎み、青山家の家宝の10枚揃いの皿の1枚を隠し、その罪をお菊にかぶせて責め上げました。
それでも弾四郎を拒むお菊は、遂に切り殺されて井戸に投げ込まれました。
その後、毎夜この井戸から「1枚、2枚、3枚・・・9枚」と9枚目まで何度も数えるお菊の声が聞こえたと言います。
やがて元信らが鉄山一味を滅ぼし、お菊は「於菊大明神」として十二所神社(じゅうにしょじんじゃ)内に祀られました。

・金網で蓋がかけられているお菊井戸です。


「人面岩」
姫路城の城壁に、人面岩と呼ばれているものがあるとガイドさんが教えてくれました。
ぬの門を出た所の石垣です。
正面の石垣の上から3段目に二つの長い横石が積まれていますが、これが人面岩の眉です。
その下の大きな二つの石が目で、その中央の縦長の石が鼻、そしてその下が口ですが、人面にみえるでしょうか。