このミッキーマウスが植物にもありました。と言ってもミッキーマウスに似た実をつける木のことです。
そこで今日はこの珍しい「ミッキーマウスの木」をご紹介します。
「ミッキーマウスの木」は、東アフリカ原産の常緑小低木で、オクナ科オクナ属に属する木で、日本には昭和40年代の後半から流通したといわれています。
春から夏にかけて枝先の葉の脇に黄色い花を咲かせ、花後に黄緑色の実ができ、その後、光沢のある黒色に変わります。
「ミッキーマウスの木」の名前は、その黒い実と赤く反り返っている蕚の形がミッキーマウスに似ていることからつけられたようです。
・これが「ミッキーマウスの木」です。
・この画像は、ご近所の Ⅰ さん宅の玄関先に鉢植えしている「ミッキーマウスの木」を撮影させてもらいました。
「ミッキーマウスの木」は通称名で、正式名(学名)を「オクナ セルラータ」といいます。
英名でも「Mickey-mouse plant」、「Bird’s-eye bush」などと呼ばれ、通称名で親しまれているようです。
・このように蕚と実のつき具合でミッキーマウスによく似てきます。
(ミッキーマウスの木写真集HPより)
・赤く反り返っている部分は蕚の部分で、花が咲いた後、花弁が落ちるとこのように反り返ります。実の色は初めは青いですが、熟すと黒くなってきます。
・葉の縁は少しギザギザしています。
「ミッキーマウスの木」の樹高は、1.5m~2.0mにもなるようですが、花実が小さいのでうっかりすると見落としてしまうほどです。