頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

万両 千両 ・ ・ ・

2017年10月05日 | 植物
今年のドングリの成り具合はどうかを見るため、園内を歩いてみた。それなりに
コナラのドングリが落ちている。足元ばかり見ていると、ツルアリドウシの赤い
実が見受けられた。
少し気は早いが、正月の縁起ものに万両、千両がある。この2つとも植物名どお
りであるが、万、千とくれば百両、十両、一両と名のつく植物を知りたくなる。
植物名どおりではないが、別名でしっかりとその名のつく植物がある。
・百両:カラタチバナ
・十両:ヤブコウジ
・一両:アリドウシ(またはツルアリドウシ)
残念ながら、アリドウシは県内には自生しておらず、私が若い時には一両はツル
アリドウシであると教えてもらった。
いづれの植物も赤い実をつける。一両のツルアリドウシは赤い実が1個、数字が
増えるにつれて実の量も多くなるようである。


ツルアリドウシの横には、葉っぱがツヤツヤしたオウレンがあった。ご存じの方
も多いと思うが、この植物の根茎は漢方薬に利用されている。


秋が深まるなか、紅葉の進み具合を見るのも良いが、足元の小さな植物を見るのも
楽しいものである。
コメント
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