代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

本来の構造改革論とは?

2005年02月14日 | 運動論
 50代後半より上の世代の方々は、ご存知の方が多いと思いますが、かつて「構造改革」という言葉は、現在とは180度違う意味で使われていました。本日は、1950年代後半から60年代を通して一世を風靡した、本来の意味での「構造改革論」について書きたいと思います。  いま私は、1967年に発行された力石定一著『転形期の経済思想 ―その政治力学的考察―』(徳間書店)を読み返しているのですが、その発想の新鮮さ . . . 本文を読む