安倍首相(というか藤井聡氏)は、「レジリアンス」という言葉を根本的に誤って使っています。「レジリアンス」とは「剛」に対して「柔」を意味します。まさに「柔よく剛を制する」、分散型でハードでなくソフト対策を重視した、柔構造のしなやかな街づくりを目指すのでなければ「レジリエンス」とは言いません。
想定外に直面すれば「ボキッ」と折れるようなコンクリート防災施設ではなく、破壊されても柳のようにしなやかな復元能力を持った柔らかな緑の防災都市、それこそレジリエンス。現行の国土強靭化計画は「コンクリートによるカタストロフィ計画」と呼ぶべきでしょう。 . . . 本文を読む