代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

ウォール街が狙うもの、ゆうちょ、かんぽ、そしてJAバンク!

2014年12月31日 | 郵政民営化問題
 ゆうちょ銀行とかんぽ生命の株式上場で、いよいよウォール街が大量の郵貯株を保有することになりそうだ。日本国債最大の保有者である両社が、安定して国債を消化することは難しくなってくる。財政破たんの危険性は一気に高まるだろう。日本国債の最後の頼みの綱はもう一つある。もっぱら資金運用を国債で行っているJAバンクだ。安倍政権が掲げる「農協改革」。もちろん、TPP交渉に関連して行われている日米並行協議などで「JA解体」を要求する米国の圧力を受けてのことだろう。それが「農業問題」だと思ったら大間違いである。本質は金融問題だ。米国(=つまりウォール街)の真の狙いはJAバンクとJA共済の資金だ。JAバンクまで外資に取られれば、いよいよ国債暴落は避けられない。 . . . 本文を読む