代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

「電力モンスター・システム」ふたたび

2014年12月27日 | 政治経済(日本)
原発を再稼働すれば電源立地交付金は増額。停止したままなら交付金減額。アメとムチを駆使して立地自治体へ再稼働への同意を強要。さらに「核燃料サイクル事業は継続」という戦慄の内容。まさに「電力モンスター・システム」ふたたび、である。  これじゃ全ての立地自治体は、背に腹は代えられずに、原発の再稼働を求めていくだろう。政府は、真剣に原発依存度の低下を言うのであれば、廃炉を決断した立地自治体への交付金を増額するなど逆のインセンティブをこそはたらかすべきであろう。  恐るべきは、官僚と電力会社のコラボレーションによる事なかれ主義の巨大無責任体制である。このシステムは若杉さんの小説の通り、ふたたびメルトダウンを起こすに至るのだろうか・・・・。 . . . 本文を読む