最近出た本の紹介をさせていただきます。エマニュエル・トッド他著『自由貿易という幻想 ―リストとケインズから「保護貿易」を再考する』(藤原書店刊)という本です。
TPP論争に関連しての緊急出版です。この本の特徴は、「自由貿易はよいがTPPはブロック経済だからダメなのだ」とか「TPPは本来の自由貿易の趣旨に反する」といった批判ではない点にあります。
TPPであろうがWTOであろうが、自由貿易そのものが世界規模の総需要不足を招来せしめ、世界経済危機を引き起こした(引き起こす)元凶なのであり、貿易のあり方そのものを問い直すことが求められている。これが本書に通底するメッセージです。
私もこの本の中の第14章「自由貿易と農業・環境問題 ―マルサスから宇沢弘文まで」を執筆しております。
本の内容は、この春に出た藤原書店の季刊誌『環 vol.45』の各論文を再構成したものです。雑誌を読んでいない方、単行本の方を参照してくださるとうれしく存じます。
詳しくは藤原書店の下記サイトをご参照ください。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1219
TPP論争に関連しての緊急出版です。この本の特徴は、「自由貿易はよいがTPPはブロック経済だからダメなのだ」とか「TPPは本来の自由貿易の趣旨に反する」といった批判ではない点にあります。
TPPであろうがWTOであろうが、自由貿易そのものが世界規模の総需要不足を招来せしめ、世界経済危機を引き起こした(引き起こす)元凶なのであり、貿易のあり方そのものを問い直すことが求められている。これが本書に通底するメッセージです。
私もこの本の中の第14章「自由貿易と農業・環境問題 ―マルサスから宇沢弘文まで」を執筆しております。
本の内容は、この春に出た藤原書店の季刊誌『環 vol.45』の各論文を再構成したものです。雑誌を読んでいない方、単行本の方を参照してくださるとうれしく存じます。
詳しくは藤原書店の下記サイトをご参照ください。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1219