三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

公園利用とマナー

2006年08月20日 05時48分26秒 | Weblog

写真の意味はおわかりいただけるでしょうか?
芝生の真ん中にバーベキューをしたあとの消えていない炭を
放置していったものなんですよね。
わたしの毎日散歩するコースの「発寒河畔公園」での様子です。
一歩間違えば、野火の危険もありますよね。
近隣には住宅も密集していますから、もし万一、こうした行為が原因で
火事にでもなったら、事実上、放火と変わらない行為だと思います。
この公園は、どこでもそうでしょうが、ゴミ捨て場というものもありません。
で、夏場の休日の前の日には、どうもここで大騒ぎ大会をやっている連中がいるようなんです。
まぁ、近場で気軽にキャンプ気分をどうしても、と考える気持ちはわかる。
ところが、これが翌朝にはとんでもないことになっているんです。
駐車場近辺に何枚もの立て看板が設置されていて
「ゴミ捨て厳禁」と書かれているのですが、
なぜなのか、その看板めがけて、ゴミの山が作られているんです。
そして、毎度のことながら、それを狙って大量のカラスが
大騒ぎして目も当てられないような光景になっています。
仕方なく、その周囲を迂回して散歩せざるを得ないのですが、
周辺に住んでいるみなさんの憤りはさぞかしと、思います。
最低限の、迷惑を想像するようなこころを持っていないのでしょうか?
いっときの自分だけの気持ちよさしか考えないのでしょうか?
見ているわけではありませんので、ゴミまで放置していくのが
どれくらいの割合なのか、まではわかりません。
キャンプ気分で、楽しみたいまでは何とかわかるけれど、
公園では禁止なのです。それをわかれば、ゴミまで放置していく行為は
とうてい、許されるわけがないし、さまざまな意味で累犯です。
やっぱりいちばん大きいのは、
こどもの倫理観を麻痺させていることかもしれません。
きっと子どもたちもこうした親たちに連れられて、
いっしょにこういう迷惑行為の共犯にさせられている・・・。

こういう見たくもない光景が展開するわけですが、
翌日には、たぶん周辺のみなさんが、カラスの被害も心配して
片付けていてくれているようです。
アウトドアブームでキャンプ気分を味わいたい、という気持ちは
わかりますが、周辺のみなさんの迷惑を考えたら、
相当、思い罰が科せられてしかるべきなのではないでしょうか?
カラスはまぁ、生きていくために必死に餌をあさっているワケで、
人間のゴミを処理しようともしているわけですから、
こういう最低の人間よりは、まだマシでしょう。
いろいろな犯罪というのはあると思いますが、
こういう自分勝手で、快楽本意な罪って、やっぱり増えているのでしょうか。
このままでいいとも思えないのですが、
さりとて、警察やパトロールでの摘発、というのも考えモノ。
結局、マナー、公益心などに訴えるしか道はないのかも知れません。
何ともやりきれないけれど、こういうのが現実でもあります。
こういう基本的マナーにおいては、どんどん日本はモラル低下が進行していますね、
大変、残念ですが・・・。
コメント
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