前のエントリで自問してみた“タロット占い、同じ質問を再度占うのは有りかナシか”問題。
いろいろな占いプロパーさんの本やサイトで、当たらずとも遠からず的な答えを見てきたんですが、月河が自分なりに到達したのは、
①「占い結果(=スプレッド展開)を見て、満足できなくて(=期待していた展開・意味と違った)、“その足”でもう一回、同じ占法スプレッドでやり直すのは、はっきり“ナシ”」。
②「“違うな”と思ったら、質問を変えて、スプレッドもそれに合わせて変えて、問題に違う角度から光を当てて読み直すのは有り」。
③「同じスプレッドでどうしてももう一回やりたいなら、状況に対してワンアクション動いてみる、そこからワンリアクション受け取ってみる、あるいはワンムーヴ起きたのを見とどける、その後なら有り」。
①がアウトだと思うのは、そもそも、最初の占い結果を信用してない行動だからです。これはいちばんあるまじき態度で、カードにも、読む自分の感覚にもそっぽを向かれて、どんどん碌な答えが出なくなると思う。
②は自分のリーディングスキル、持久力、着眼点発見力への挑戦です。
月河が思うに、タロット占いって、知りたい疑問について“カード一枚で答え一項目”と切り分けて質問を絞り、最適なスプレッドを選び組み立てるまでで七合目ぐらい行きます。同じ疑問に対して“角度を変えて”組み立てるのは結構アタマを使いますが、これができたら、再占でいちだんと最適解への距離が近づく、ポジティブな占い直しではないかと思います。
プロ占い師さんで積極的に薦める人はあまり居ないかもしれず、個人的にも、“疑問ひとつは一回の占いで”が理想だと思いますが、押してダメなら引いてみな的に、こうやって深掘りするのも“有り”にしとくと、占いに臨むについて余裕が出ます。
③は必ずしも、一晩寝て起きてからならとか、一週間後ならとか、“時間”がセーフにするものじゃないところが月河なりに到達したポイントです。タロットカードは、質問の現在状況を言わば“切り取り動画”で見せてくれるもので、占った時点で、何にどちら方向に、どのくらいの強さでエネルギーがかかっているか、あるいは何がどれくらいのエネルギーを発して、それが何にどれほどの影響を与えそうかを切り取ります(切り取ってカードで示されている絵を占者・質問者がどれくらい正しくリーディングできるかに最もかかっているんですが)。
だから、人に関する質問なら、その相手にひと声、電話一本メール一通でも送ってみる、それに対する返信有る無し、既読になるならないで、状況が微妙に、或いは意外に大きく、変わり得ますから、そこで再占はして可だと思う。
何時間、何日おいたから可とか、昨日の今日だから、或いは今朝の今夜だから不可とか限ったことではない。大事なのは、カードに訊きたい疑問・問題の状況が動いたか、動かすために何かしらやってみたか、やってみた結果何か反応がみられたか、みた質問者はどう思ったか感じたか・・という所です。何かが動いた、動かした後なら、再占アリ。必ず・・とはいかなくても十中八九、前回の結果と違う、よりピンとくるカードが展開するはずです。と思います。
②、③で可とできる再占いって、ちょうどホラ、ゴルフでグリーンのいいところに乗ると、カップまでの芝目をよくプロがアイアンの軸、顔の前に立てたりして読んでるでしょ?スライスになるかフックになるか、どれくらいきつく曲がるか、読んで読んで結局「強めに打ってストレートにする」。
オーバーになることを恐れない、グリーン攻めのうまい人ほどこれやりますね。
タロットも、“有り”にして強めに打つ=質問する、この精神が大事だと思うんです。同じ疑問の再占についてに限らず、有りかナシかで迷ったら、有りにできる条件を、自分で考えればいいんです。