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私の日常臨床44

2019-11-07 09:46:15 | Weblog
症例を提示しよう。 
重度の開口障害が主訴の事例。
初診時所見は左側に偏位しながら開口量は20㎜程度であり
左側顎角部内側に強い痛みを訴えていた。
まずこの障害が歯科的要因かの鑑別をPGIの通法で行ったところ
症状の変化が即時に見られたため、歯科で扱うべき症状と判断した。
鑑別診断後、同日、更に症状緩和を目的とした処置を行うと
処置開始20分後には、開口量も増大し
筋症状も半減以下になったことが確認された。
今後は、機能障害の更なる改善を図るための処置を行っていけばよい。

因みに、次の来院時、主訴であった症状がなくなっただけでなく、
偏頭痛が気にならなくなり、普段から悩んでいた生理痛が
弱くなったのでびっくりしたとのこと。
顎機能障害の治療を行うことで、この様に全身的な問題が
改善されることはよくある。

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