週末の夜はやっぱり賑やかに行こうじゃなの。
グランド・ファンクが1974年に出した9枚目のスタジオ・アルバム、All The Girls In The World Beware!!!
(ハードロック野郎って筋肉ムキムキ・マンの事?)
プロデューサーが前作Shinin’ Onと前々作We're An American Bandを担当しアメリカンハードロック路線を貫いたプロデューサー、トッド・ラングレンからジミー・イエナーに変わって制作された。
日本のレコード・メーカーの宣伝担当がこのアルバムの邦題を“ハード・ロック野郎”とつけたわけだが、ジミー・イエナーと言えばスリー・ドッグ・ナイトやラスベリーズなどポップ路線のグループを手掛けたプロデューサーで、出来上がった作品は彼の路線を踏襲してポップ寄りの仕上がりとなっている。
ハード・ロックのグランド・ファンクを期待していた人にとっては、その看板に偽りアリ!となるかもしれないが、私はコレはコレで結構楽しめるアルバムだと思う。
アルバムの最後の2曲にいずれもシングル・カットされ大ヒットしたBad TimeとSome Kind Of Wounderfulをドドンと持ってくて心地よくアルバムを聴き終えるという異例の編集。