CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

久々にCDを新品で購入

2022年09月30日 | JAPANESE

山下達郎のレコードを買ったのは1978年のGo Ahead!で、そこからデビュー・アルバムのCircus Townまで遡り、新譜は1983年のMelodiesまで追いかけた。

個人的な空白の80年代というかその後は仕事が忙しくなってあまりレコードを聴く時間もなくなり、山下達郎のアルバムも買う事はなくなってしまった。

昨今の80年代の和物シティー・ポップを見直すような局地的ムーブメントがあり、それらの中古レコードがかなり値上がりしたようだ。特に山下達郎のアルバムはコンディションの良いものならプレミア価格がついておいそれと手が出ない事に...

彼の最新作、SoftlyのLPなんてあっという間に売り切れ、手に入れようと思うとそれを見越した転売屋から高額で買うしかないようだ。

てな事で、過去のおさらいと1983年のMelodies以降の代表的な作品が聴けるCD3枚組のベスト・アルバムのOUPSを遅まきながら買ってみた。

オン・タイムで聴いたCD-1の曲は非常に懐かしく感じ、CD-2と3に収められたそれ以降の私にとっては新曲の出来もなかなかよろし~

まあそれよりも、CD鑑賞だとノイズなしだし、レコード洗う手間が省けて楽チン楽チン。

ただ最近CD ・DVDレンタルの大手チェーン、GEOが中古のCD ・DVD買取辞めたみたいで、将来プレミアのつきにくい一般的なCD やDVDはゴミ箱行きになる可能性が高くなるのかと思うと、折角久々に買ったのにちょっと残念な気持ちになるね。


秋のドライブのお供にいいかも

2022年09月29日 | BRITISH ROCK

爽やかハーモニーにバック・アップされたヒット・メーカー、マイク・チャップマンとニッキー・チンによるポップなメロディーとクリス・ノーマンの少々場違いに思えるガラガラ声のボーカルの組み合わせは結構印象的。

ルックス的には地味な印象であるが、割と魅かれるのである。

70年代に活躍した4人組のポップ・バンド、Smokie。オリジナル・メンバーは既にいないもの、Smokieの看板を掲げて今でもバンドが存続しているのは凄いこと。

本日は2003年にヨーロッパで発売された彼らのベスト・アルバム、The Best Of Smokieでも。

RAKレーベル時代の心地良い曲がぎっしり詰まったベスト盤は捨て曲なしでなかなか楽しめる。

同じ様な思いの人がいるのか、オリジナル・アルバムが霞むぐらい結構な数のコンピ・アルバムが出ていてる。

ただ日本での知名度は1978年のスージー・クアトロとクリス・ノーマンのデュエットでヒットしたStamblin’ Inぐらいでイマイチですかね?


社会の窓って?

2022年09月27日 | ROLLING STONES関連

先日の土曜日に急遽用事で出かけることになり、部屋着のジャージをズボンを履き替えた。

玄関を出て歩いていると何となく締まりが悪いなと思ってズボンを見ると社会の窓100%全開だったので、慌ててジッパーを閉め直した。

そう言えば社会の窓って言葉近頃聞かなくなった。

社会の窓の語源調べてみると、その昔NHKのラジオで”社会の窓”ってな番組があったそうで、何でも社会のさまざまな問題の裏側をレポートする、すなわち普段見えない部分をさらすって事から例の場所が社会の窓と言われるようになったそうな。

時代が進むにつれて、様々な情報が簡単に手に入る時代ではもう社会の窓って言葉も特別ではなくなったって事ですかね。

個人的には社会の窓ってなると思い出すのがこのアルバム。

ストーンズの数多いアルバムの中でも名盤の誉れ高いアルバムの1枚、1971年のSticky Fingersです。

ずっとギクシャクしていたアラン・クレインのABKCOとの専属契約が切れ、ようやくストーンズ・レーベルからの第一弾。

前作のLet It Bleedや前々作のBeggars Banquetも素晴らしい出来のアルバムだっが、自身のレーベルに切り替わった事で忖度なしのフリー・ハンドでアルバムの制作が出来る事となり、いよいよリミッター解除。

アルバムの内容だけでなく、アンディー・ウォーホルを起用しかなり攻めたアルバム・ジャケのデザインもストーンズのらしさ全開だった。

まあらしさ全開はいいけれど、やっぱり社会の窓全開はいつの世も問題ありですね。

着席しているキレイなおねーさんの目の前に、吊り革を持ったおっさんの全開した社会の窓! 考えるだけでも悍ましい。

電車に乗る前に気が付いて、あぁ〜よかった。

1977年の再発アメリカ盤、Brown SugarにBitchとか曲のタイトルも攻めてます。

日本の社会の窓の守りはやっぱりYKK!

 


あれっ、エルトンがいない!

2022年09月26日 | ELTON JOHN

1976年に自身の設立したロケット・レコードよりアルバムを出せる事になったエルトンだが、1976年のBlue Move、1978年のA Single Manと1979年のVictim Of Loveなどのアルバムは彼の絶頂期と比べるとその勢いに翳りが出てきたのは間違いないだろう。

そして1980年には21 At 33(31歳で21枚目のアルバムと言う意味らしい)と言うタイトルのアルバムが出た。

1969年アルバム、Empty Skyが出てから11年で21枚のアルバム。ただオリジナル・アルバムだけでは21枚にはならないのでコンピ・アルバム、ライブ・アルバムなどもその数に入れて計21枚になるとの事らしいが...

それまで短期間に数多くのアルバムを出す度に常に新しい何かを求め続けられてきた超ハードな活動を顧みて、少々行き詰まりはあったかも。

今回作詞陣には盟友バーニーだけで無くゲイリー・オズボーン、トム・ロビンソンとジュディ・ツークらも起用、またレコーディング・セッションでも数多くのミュージシャンが参加し、あらゆるバリエーションを試し今後どうあるべきかを模索したアルバムではなかったかと思う。

てな事でジャケにエルトンの姿はなく、先入観なしでこのアルバムを聴いてほしいと思ったのでは...

全体的にはおとなしめでロッカーのエルトンはそこにはいないが、AOR調ミディアム・テンポのLittel JeannieやSartorial Eloquenceなど聴きどころは沢山!


イエスのベストはやっぱりこれですね。 イエス?

2022年09月24日 | PROG ROCK

70年代まだ高校生だった頃、正月のお年玉で懐が膨らんだ時期でもないのにジョージ・ハリスンの3枚組、All Things Must Passとこのアルバムを購入するのは、昔で言うところの清水の舞台から飛び降りる様なものであった。

買えば月の小遣い以上の額があっという間に蒸発してしまうし、また買ったレコードの内様が自身の期待値にそぐわなく購入金額に伴わないものであれば、その精神的なダメージは数ヶ月に及ぶって感じでしたかね。

その思い切って買ったレコードが1973年にでた当時4500円のイエスの3枚組ライブ・アルバム、Yessongsだった。

前作のClose ToThe Edgeの録音終了後、ドラムスのビル・ブルーフォードがバンドから脱退することになり、アルバム発売後にスタートするツアーのドラムスにセッション・ドラマーのアラン・ホワイトが何とツアー開催の11日前に加入。

短時間で曲を覚えてツアーに出てこのライブ・アルバムの演奏をそつ無くこなしたことは驚異的。

因みにこのアルバムが初めて買ったイエスのアルバムで、それまで長くて4分程度で完結するロックを聴いてきた身としてはその良さを何とか理解するのに少々時間が掛かった。

その後このアルバムから過去のアルバムに遡ったり、新しいアルバムを順に買っていくことになるのだが、個人的にはこれが彼らのベスト・アルバムだと今でも思っている。

じゃあ、4500円の元取りましたかね?

イエスと言いたいところですが、その後プログレの泥沼にハマって結構お金使っちゃいましたからね。

6面一気に聴くと、流石にあ〜疲れた。


日本人50人に1枚のCDアルバム

2022年09月23日 | JAPANESE

購入すれば何らかの特典がつくようなギミックなしで200万枚売り上げがあったお化けアルバム。

米米クラブの人気絶長期のアルバム、Octaveでアルバム・タイトル通りの1992年の8枚目となる。

歌はうまいし演奏もカッチリ、隙のないアレンジに洒落っ気タップリ。

メロディアスで流れる様なポップソング、少々おふざけが混じったファンキーな曲にインスト・ナンバーなどなどバラエティーに飛んで飽きさせない構成で最後まで一気に聴かせる。

当時海外に在住していたので彼らの存在を噂でしか知らなかったが、一時帰国した時にCDを購入。

仕事でチョンボした時 “Eことあるサ” をカーステでよく聴いていましたね。

ところで最近何かEことありました?

自分は自宅の洗濯機の底に綺麗な百円硬貨1枚見つけ、報告せずに使わせていただきました。! 

キリッ


80年代のクラプトン

2022年09月22日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

クラプトンがリプリーズ/ダック・レーベルに移籍しての2枚目のアルバムが1985年のアルバム、Behind The Sun。

カラフルでちょっと能天気な感じのジャケ・デザインは後期ジェネシスってイメージかな?

個人的にはそれまでのクラプトンのイメージと違っていたからなのか、買ったけれどほとんど聴いていないアルバムでしたね。

前作が思うような大ヒット作とはならず、当時ジェネシスの活動と並行してソロでも大活躍していたフィル・コリンズを大胆にもプロデューサーに起用しアルバムを制作。

特にシンセのアレンジにソロ活動で大成功したフィルらしさが出ていたけれど、レコード会社はそれでも不十分と感じ完成した作品を却下。

アルバム内の3曲はソングライターのジェリー・リン・ウイリアムス作、テッド・テンプルマン・プロデュースに差し替えられる事となった。そのお陰でForever Manがシングル・ヒットした。

テッド・テンプルマンと言えば、ドゥービー・ブラザーズやバン・ヘイレンらをプロデュースしたヒット・メーカーでアメリカ西海岸のポップやロックの指向性が強く当時の泥臭くないクラプトンにはフィットしていたのかな?

アメリカではソコソコ売れたものの一般的にはクラプトンのカタログの中ではそれほど人気の高いアルバムではない。

しかし今一度聴いてみれば、個人的には80年代のロックに疎いオイラでも案外このアルバム結構いけるんじゃ〜って思えてきて...

21世紀も20年以上が経って、やっとオイラも80年代のロックに追いついたってわけです。


ガロ、 これも3枚目

2022年09月21日 | JAPANESE

チューリップを久々に聴いていると、このバンドも聴きたくなるのです。

1970年にバンド結成、1972年の3枚目のシングル、学生街の喫茶店が大ヒットしたガロ。

アコースティック・ギターと爽やかコーラスの3人組で和製CSN&Yなんて言われていたっけ。

ボーカル、トミーとマークでしたっけ。

(このCD買った経緯思い出せないけれど、1989年に出たCDであれからもう30数年経つわけで)

彼らのアルバムを聴いてみるとそれらの影響を受けた曲が端々に見受けられるし、コンサートでもCSN&Yのカバーを披露したらしい。YouTubeで別の音源だけれど日本のバンドとしては秀逸なCSN&Yのカバー聴かせてくれる。

アメリカのフォーク・ロック系をもっと追求した少々泥臭くさいサウンドだったら個人的にはもっと良かったんだけれど...

まあ日本で一般大衆に受けるには、どうしても歌謡曲寄りの綺麗な曲作りになってしまうのがロック・ファンとしては少々残念ですかね。

ただ学生街の喫茶店はいつ聴いてもよく出来た永遠の名曲だと思う。

でも、あの頃の古いスタイルの喫茶店は今じゃスタバなんかに代わっていて...

かってはタバコふかしながら一杯のコーヒーをちびちび飲みながら友と語り合ったけど、時は流れた〜♪ 

そして、オジンになった〜♪ ですかね?


これもやっぱり3枚目?

2022年09月20日 | JAPANESE

1972年、魔法の黄色い靴でアルバム・デビューし、セカンド・アルバムも同年の年末に約6ヶ月のインタバルで発売するも思ったような成果が出ない。

もう後がなくなり、次の曲がヒットしなければ店じまいと言う覚悟で出したシングルが1973年4月に出た心の旅。

背水の陣として、メロディアスなフォーク・ロック調の曲のボーカルには若き女性リスナーのハートを射止めようと少年ぽい甘い歌声が魅力の姫野達也を起用し、曲のアレンジもインパクトのあるサビのコーラスを曲の頭に持ってきて勢いを出させるなどの工夫を施し準備完了!

制作側がこれは行けると感じたのか、発売した2ヶ月後に一気に畳みかけるが如く心の旅を含むベスト盤を出すことに。

それがチューリップのベスト・アルバム、心の旅。

ジャケのデザインは同じピンボケ気味の写真を両面に使うなどちょっと手抜き感溢れるやっつけ仕事の様ですが、中身は当時のチューリップの魅力満載ですかね。

因みに、それまでの2枚のアルバムの代表曲、シングル曲そして新曲4曲を加えた計12曲を収録したベスト・アルバムと称されたが、まあ新曲4曲が収録されているので3枚目のセミ・オリジナル・アルバムとでも言えるのかな。

ヒットしなかった2枚のオリジナル・アルバムからベスト物を制作するのは結構リスクがあって普通例を見ないが、その後シングルの心の旅が思惑以上でオリコン1位の大ヒットとなり、チューリップの覚醒をアシストしたアルバムとなった。

やっぱり3枚目はスゴイ!

まあ、実際の所オリジナル・アルバムを制作するには新曲が足りなかったのかな? 

ただ過去に出した曲もこのアルバムで再評価されこれはこれで良かったと思う。

知らんけど...


3枚目シリーズは更に続く

2022年09月19日 | JAPANESE

3枚目ってオイラのこと?

いえいえそうではありません。

ミュージシャンのサード・アルバムって結構代表作になる場合があるのでちょっと検証してみようってシリーズ...

アルバムが中島みゆきの1978年の3枚目のアルバム、あ・り・が・と・う。

このアルバムは確かに彼女にとって転機になったアルバム。それまではレコード会社かプロデューサーが差配したバックバンド(確かエジソンってバンド)によって曲のアレンジが施されてきたようで、彼女はどうもそれがお気に召さなかったそうで。

このアルバムからは、アレンジャーに吉野金次と福井峻らを起用し共同作業で曲作りがされたので風通しが良くなり彼女の音楽を通して表現したかった事が形となったのでは…

因みにキーボードには、坂本龍一も登場している。

このアルバム聴いたことがなく、当時大学生だった知り合いからコレ良いよって教えてもらった。彼は地方からやってきてオンボロ・アパートに下宿して学校に通っていた。

バイトでびっちり冬休みが埋まってしまい年末の帰省が叶わぬ時、”ホームにて”を寒く薄暗い下宿先の部屋で一人で聴いてしまうと多分泣いちゃうよね。

実家から通学していたオイラの目にも何故か涙が...


明日もお休みで、少々夜更かし

2022年09月18日 | JAPANESE

1枚目は初々しさ。

2枚目は迷いの2枚目。1枚目が成功したなら2枚目も同じでいく? それとも、2番煎じは嫌だとちょっと芸風を変えてみる?

そして3枚目でようやく方向性が固まるって感じですかね。

荒井由美と井上陽水の3枚目に続くのは、このお方の3枚目のアルバム。

1980年の竹内まりやのサード・アルバム、Love Songs。

自作曲以外に安井かずみ作詞、加藤和彦作曲による不思議なピーチパイなど豪華メンバーによる楽曲の提供もあって充実した内容。

キャンパスから抜け出して、ちょっぴり大人になったね。


ウイーク・エンドはいかがお過ごし?

2022年09月17日 | JAPANESE

台風が近づいているのか、天気は下り坂。

台風が上陸すれば強風で大雨を伴いそれはそれで大変だが、今の所空は雲に覆われ気温は下がり窓から吹き込む風も涼しく感じ連日の猛暑から一息ついた。

今日は週末、久しぶりに邦楽でもと取り出した2枚のレコード。

荒井由美、1975年の3枚目のアルバム、コバルト・アワー

井上陽水、1973年の3枚目のアルバム、氷の世界

ただすぐにターン・テーブルに置いて聴くことはしない。やっぱりレコードの大敵は表面に傷がなくとも静音部で気になるチリパチの雑音。

レコードに帯電した静電気とかレコードの溝の奥深くにこびり付く目に見えないしぶといカビや埃カス。ベルベットのレコード・クリーナーで一拭きしたぐらいでは雑音は取れない。

特に長い間手入れをしていない70年代に買った古~いレコードを聴くには、コットン・パフに含ませた中性洗剤で拭いた後水洗い、完全乾燥後に帯電防止・乾性潤滑剤を吹きかけ、ここでベルベットのクリーナーで一拭きという一連の儀式を経た上でようやくターンテーブルに。

(ナガオカのStat-Ban562を使ってます。昔からいまだに売っているのでソコソコ効果あるんじゃ?)

ここまで約1時間くらいですかね。

マニアの方々ならレコード・ショップで売っている高価なレコード洗浄グッズ、水洗いなら蒸留水、更には超高額な超音波洗浄装置など利用するらしいが、まあ4流コレクターなら中性洗剤を使った水洗いと帯電防止・乾性潤滑剤のスプレーの合わせ技で十分ですかね。

雑音がかなり低減されて、2枚のレコードをストレス無しに聴くことが出来た。

ありがたや~

とは言え、もう少しで夕方。

オイラは朝から一体何をやっていたんだ?と思わないでもないが、まあ好きなことをやっている時って時間が過ぎるのが早く感じるってことね。


エルトンさんへ

2022年09月16日 | ELTON JOHN

いつぞやは “知人の証言ってことで、1971年10月に日本で行われたコンサートでの男は小太りでピアノの上で飛んだり跳ねたりしていた。”なんて非常に失礼な書いてしまって本当に申し訳ありませんでした。

数ヶ月前に某通販サイトであなたの当時のコンサートを収録したCDを見かけました。そのCDは1971年10月11日に東京で行われたコンサートの模様をサウンド・ボード経由で録音した代物で、当然正規盤では無いですがこれが結構良い出来らしいみたいで。

個人的には、アーティストをサポートする意味でもブートの音源は買わない主義でありましたが、セット・リストを見て何とIt’s Me That You Needが収録されているではありませんか!

この曲はあなたの3枚目のシングルとして1969年に発売されたものの欧米では不発でしたっけ。しかしその2年後日本で大ヒット(オリコン洋楽シングル・チャート2位)を記録しましたね。

それまでこの曲がライブでは全く披露されなかった事からシングル・カットされたものの多分あなたはそれ程気に入ってはいなかったのかも?

でも日本のファンに対して感謝の意を表して初来日のコンサートのオープナーとしてこの曲を披露されたと個人的に思っているのですが… しかもピアノによるスキヤキのメロディーもコンサートの終盤でちょろっと出てきますね。

まあ何と言っても日本公演の後はライブでは全く登場しない幻の曲ですからね、って事でこの一曲のために私にとって禁断のブート盤取り寄せてみました。

まあライン録音なので基本的に音は悪くはないのですが、全体的にはブートゆえしっかり音源が調整されていない、例えばナイジェルの手数の多いドラムスやディーの唸るベース・ランニングは正規盤ライブ、17−11−70と比較すると迫力不足なミキシングかな? それに観客の反応が抑え気味で少々間の抜けた箇所もいくつかあるので、いつか正規盤出して頂ければと思います。

因みに、このブートの音源の最後のアンコール曲、Whole Lotta Shakin’ Goin’ Onは70年代にNHKのテレビかラジオでオン・エヤーされたような記憶が? Shakin’ Baby Shakin’ってエルトンがシャウトしたフレーズに何故か聴き覚えが…

それでブートの割に音質がいいのかもね。


キンクスのような…

2022年09月15日 | BRITISH ROCK

60年代イギリスの4大ビート・バンド(ビートルズ、ストーンズ、フーとキンクス)の一角だったキンクスの1965年のセカンド・アルバム、Kinda Kinks!(Kind of Kinksのスラング)でも。

デビュー・アルバムの大ヒットで、人気の地固めとして第二弾のアルバムが待たれた。

ツアーから戻って二週間程度で録音完了。なんとデビュー・アルバムからたった5ヶ月のインタバルで登場したのが本作。

やっつけ仕事の様な速さで制作されたため、アルバムの出来にレイ・デイビスは不満を持っていたらしい。

らしさは有り悪くはないけれど、デビュー・アルバムのヒット・シングル、You Really Got Meのようなインパクトのある曲がなく物足りなかったかな?

どう言う経緯でアルバム・タイトルがKinda Kinks!ってつけられたのは定かではないが、“キンクスのような”って意味合いにもとれて少々投げやりな気も個人的には感じるのだが….

とは言え、英チャート3位と4大ビート・バンドとして最低限のノルマは果たしている。

流石です!


テクノの後は癒しのカントリー・ブルース

2022年09月14日 | AMERICAN ROCK/POPS

久々のテクノ・ポップ悪くない。

でもテクノでお腹一杯になったら、アコースティックなカントリー・ブルースで消化を助けようじゃないの。

ライ・クーダーの1971年のソロ2作目、Into The Purple Valley(紫の峡谷)でも。

彼の爪弾く弦楽器はどれもうまくて味がある。まあ、歌がすごく上手だとは言えないけれど、これぐらいが一番リラックスできるのかな?

このアルバム、特にジャケのデザインがお気に入りです。