時代の進行と共にそれまでの流行りが廃れ、新たな物がトレンドとなるのは世の常。
いつまでもグラムってわけにもいかずこの辺りで一区切り、スパイダーズ・フロム・マーズのギタリストでもありボウイーのグラム時代の片腕でもあった盟友ミック・ロンソンとは別れ、グラム最後の作品となるアルバム、Diamond Dogを制作することに。
当初ジョージ・オーウェルの小説、1984をベースにした作品に仕上げようとしたものの原作者の遺族から拒否され軌道修正し、自らが半人半獣の預言者てなプロットで展開していく事に。
先行シングルとして1974年2月に発売されたのがRebel Rebel(愛しき反抗)だった。この曲はグラム時代の重要な曲のひとつと言われていて、英・米シングル・チャートでそれぞれ5位・64位と注目を集めた。
(約9年ほど前に40周年記念の7インチ・ピクチャー・ディスクを買ったものの、ターン・テーブルに乗ることはなく眺めるだけのボンビー症なオイラでした。因みにこのギターであのリフを弾いたのだろうか?)
個人的にはシングル盤を聴くよりは、スローで始まる組曲Sweet Things/Candidate/Sweet Things(Reprise)の最終部でのアップ・テンポな演奏を受けて唐突にボウイの印象的なギター・リフから始まるアルバム・バージョンの方が結構ガツンとくる。