CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

本日もグラムでいこう! その2

2025年01月23日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

グラム・ロックと言えばこのバンドも忘れてはならない。

イアン・ハンター率いるモット・ザ・フープルだ。60年代末頃バンドが結成され、アイランド・レーベルのガイ・スティーヴンスのプロデュースで1969年にレコード・デビュー。

実力派で特にライブに人気があったもののレコードの売れ行きが芳しく無く4枚のオリジナル・アルバムを出した後バンドを解散させる決断をするも、デビッド・ボウイーの助けによってバンドはレーベルをコロンビアに変えて再出発。

そして1972年のアルバム、All The Young Dudesがヒットしバンドは復活。

売りはやっぱりイアン・ハンターの語りかける様な迫力のあるボーカルだが、途中で脱退したミック・ラルフスやその後任のギタリスト、アリエル・ベンダー(ルーサー・グロブナー)らのギター・ワークもいい味出ている。

ただ残念ながらコロンビア時代(1972−1974)に3枚のアルバムを出してバンドは解散。

その頃の彼らの活躍をカタログ的に手っ取り早く聴けるのが1976年に出たベスト・アルバム、Greatest Hitsで3枚のオリジナル・アルバムとシングルから選曲されている。

もしこれらのサウンドが気に入れば彼らのオリジナル・アルバムやライブ・アルバムでさらに深掘りするのがおすすめかな。

ドン・マクリーンのAmerican Pieのアンサー・ソングとでも言えるThe Golden Age Of Rock ’N’ Rollはオイラを能天気な気分にさせて本当にご機嫌。


本日もグラムでいこう!

2025年01月22日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

グラム系ルー・リードのお次は同じく1972年に出たT.RexのThe Sliderでも。

(1992年のアメリカ盤再発CD)

レコード取り出して聴いてもいいのだが、ターン・テーブルに乗るまでの儀式が結構面倒くさいので本日はCDにて再生。

T.Rex名義では3枚目のオリジナル・アルバムではあるが、マークが設立した自身のレーベル、T.Rex Wax Co.からの初のアルバムである。

売れていない時はそうでもないが、人気に火が付くとやっぱりレコード会社に美味しいところを持っていかれるって余計に感じ、自身の名義で曲を管理するのは誰しも同じ。

このアルバム、1971年のElectric Warriorより売上やチャートの成績は少しばかり落としたものの、オイラとしてはT.Rexと言えばこのアルバムが一番ですかね。

日本でもよく売れてオリコン・チャート6位、レコードが発売され直ぐに買った様な記憶が。

1曲目のシングル・ヒットしたMetal Guruにドンピシャでハマってしまい何度も何度も繰り返して聴くので中々2曲目に進まない。それと2枚目のシングル、Telegram Samもカッコよかったね。

当時グラム・ロックが流行って多くのバンドが登場したもののブームはあっという間に過ぎ去ったけれどT.Rexだけは別格。

20世紀少年は21世紀になってもオイラの心に生き続ける。


ボウイー・ライブをヘビロテする

2024年12月26日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

70年代後半ベルリン三部作を完成させたデビッド・ボウイー。1980年にそれまで築き上げて来たイメージに区切りをつけるためのアルバム、Scary Monstersを制作。

更に1983年のLet’s Danceにて新たなポップ・スターを誕生させたものの、続くアルバムで自身が納得いかなかったのか、バンド・サウンドを追求するってことでティン・マシーンを結成し、90年代にはソロ活動に戻りアルバムの制作していく事に。

あまりの変遷具合にオイラとしても少々興味が薄れ、Let’s Dance以降はボウイーの作品をあまり聴くことが無くなった。

そんな中2018年に2000年に開催されたイギリス、グラストンベリーでのフェスで約25万人の大観衆を前にしたボウイーのライブ・アルバムが急遽登場。オイラはYouTubeにて視聴。セット・リストには70年代の曲も結構取り上げていて、ボウイーも往年の高域は出せずともリラックスした中で歌いきり久々に楽しめた。

調べてみると、2000年6月にボウイーはミニ・ツアーを敢行、アメリカで2回とイギリスで2回の計4回のツアーを行った。イギリスでのライブの一つが6月25日のグラストンベリー・フェスでのものでもう一つは6月27日にBBC Radio Theaterで行われたライブ。本日はその音源を楽しんでみることに。

(何だか目から光線が出ているみたいでエスパーかって感があるが、聴いてみるとそこにはリラックスいたボウイーがいる。)

観客はわずか250人のこじんまりした会場で収録が行われたそうで、その音源には観客の反応や拍手などが無くライブ感は乏しいのではあるが演奏はかっての尖ったものでは無くリラックスした上で安定感があってかつスタジオ・ライブ並みの臨場感もあって良い感じ。

オイラとしてはジギーからヨーロッパ三部作辺りが一番聴いた時代で、久々にCD2を何度もリピートした次第。


ジギーとスパイダーズ

2024年11月26日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1972年に発売されたデビッド・ボウイーの作品、The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And Spiders From Mars をレコードで聴いてみる。

平たく言えばジキーとスパイダーズの演奏によるSF的な近未来を描いたのコンセプト・アルバムだ。エルトンならベニーとジェッツかな。

当時日本における初回盤には英文タイトルを直訳した “屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群れ” なる意味不明な邦題が漏れなくついてきた。多分、時間的な余裕がなく海外から送られてきた音源と簡単な資料だけで制作を進めていかなければならなかった苦肉の邦題だったのだろう….

ちなみにその4年後ようやくオイラが手にした再発盤の邦題がシンプルにジギー・スターダストに改められた。

ただピンク・フロイドのAtom Heart Motherを原子心母、またユーライア・ヒープのLook At Yourselfを対自核としたりと意味不明でも何となくしっくりくるものもある。


最後のグラム

2024年11月03日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

時代の進行と共にそれまでの流行りが廃れ、新たな物がトレンドとなるのは世の常。

いつまでもグラムってわけにもいかずこの辺りで一区切り、スパイダーズ・フロム・マーズのギタリストでもありボウイーのグラム時代の片腕でもあった盟友ミック・ロンソンとは別れ、グラム最後の作品となるアルバム、Diamond Dogを制作することに。

当初ジョージ・オーウェルの小説、1984をベースにした作品に仕上げようとしたものの原作者の遺族から拒否され軌道修正し、自らが半人半獣の預言者てなプロットで展開していく事に。

先行シングルとして1974年2月に発売されたのがRebel Rebel(愛しき反抗)だった。この曲はグラム時代の重要な曲のひとつと言われていて、英・米シングル・チャートでそれぞれ5位・64位と注目を集めた。

(約9年ほど前に40周年記念の7インチ・ピクチャー・ディスクを買ったものの、ターン・テーブルに乗ることはなく眺めるだけのボンビー症なオイラでした。因みにこのギターであのリフを弾いたのだろうか?)

個人的にはシングル盤を聴くよりは、スローで始まる組曲Sweet Things/Candidate/Sweet Things(Reprise)の最終部でのアップ・テンポな演奏を受けて唐突にボウイの印象的なギター・リフから始まるアルバム・バージョンの方が結構ガツンとくる。


宇宙からの帰還

2024年06月03日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

昨日Amazonプライムでリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の2015年の映画、The Martian(邦題オデッセイ)を久々に見た。割と抑え気味で自己主張し過ぎないマット・デイモンの演技はよりリアリスティックさを感じさせた。

そして科学者マークは地球に無事生還し大団円となる。

メデタシ、メデタシ。

ただ原作を読んでいないので作者の意図かどうか判らないけれど、アメリカが救援物資を送るためのロケット打ち上げに失敗した事から、某国が代わりにロケットを打ち上げ救援物資を送り届けたストーリーは今現在における某国のイメージからしたら有り得ないかな?

ここ10数年ほどは某国資本のハリウッド進出によって某国の俳優達がハリウッドのスクリーンに以前のような敵役ではなく準主演で正義の味方を演じてきたけれど、ここ最近はちょっと風向きが変わってきたかな?

(ちょっと、マーベリックさん!背中にやばいものが....)

本日はThe Martianの主人公と同じように行方不明になるトム少佐を歌ったデビッド・ボウイの1969年の2作目のアルバム、Space Oddityでも。

この歌ではトム少佐がミッション遂行中行方不明になるも、1980年のアルバム、Scarly Monstersで姿形は変わっても改めて登場したので何とか生き残り無事地球に生還したのかな?

今回は2000年に再発された180グラム重量盤で聴いてみた。CDのサウンドとは一味違ってアコギの演奏がよりくっきりと浮かび上がり60年代末期のサイケデリック風フォーク・ロックは今も心地よく聴こえる。


我が家の古~いCD

2024年05月20日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1972年のデビッド・ボウイの5枚目のアルバム、Ziggy Stardustは重要なアルバムと認知され過去何度も再発されている。

CDに関しては1984年にRCAから初めて発売された。マスター・テープの音源をデジタル化しカセット・テープに落としそれをCDにトランスファーしたものらしい。ちなみにデジタル技術黎明期だった80年代は取り敢えずやっつけ仕事のCD化てな事で、音質のよくないCDも多々見かけた。

1990年に入るとアメリカのRykodiscがRCAからマスター・テープを借りてリマスターを行い、ボートラが6曲追加されたRyko/EMI盤の登場となる。

1999年に再度リマスターされたCDが登場。またアルバム30周年記念として2002年にリマスター、そして2012年にも40周年記念盤としてまたまたリマスター盤が登場。

これだけ新規にリマスター盤が登場するともう何が何だか…

個人的には1990年のRyko盤が迫力を求めた音圧重視のリマスターとは一線を画した抑え気味の丁寧なリマスターが施されていて悪くないと感じる。また年を経るごとに劣化するマスター・テープのことを考えると、まあプラシーボ効果なのかもしれないが、後年のリマスター盤よりもまだテープ劣化による歪みが少なく原音により忠実な感じがするのだが…

盲目的に最新リマスター盤を賞賛するのではなく、たまには昔買ったCD聴いてみると音が案外良かったなんて発見があるかも。

それに古いCDを買取屋に持って行っても、レアなものでない限り1枚10円ぐらいだからね。

1990年のスターマンと2002年のスターマンの音源を比べると、ほぼ同じような波形で1990年のほうが若干絞り気味。2002年盤は早くフェード・アウトする。

どちらの音も悪くないと思う。


電気の武者

2024年05月17日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

あれっ? 車のドア・ロックが解除されない。所用で車に乗ろうとガレージに向かって、電子キーをポチっと押したもののなんの反応もない。

そういや電子キーのボタン電池長いこと替えてなかったと思い出し、すぐに近所のスーパーでボタン電池を購入。

再度ポチッとボタンを押すものの全く反応なし。

こっ、こっ、これってまさかの車載バッテリーご臨終のお知らせ? 

ここのところ全く車に乗る機会がまったく無かったので少しバッテリーが弱り気味だったのは自覚していたが、まさか今日がその日だったとは…

近所の修理屋さんの手がたまたま空いていたので、バッテリーの緊急チャージをお願いし交換も頼んだところ、バッテリーの在庫がなく取り寄せってことで、急遽近隣のなんちゃらバックスまで直行し新しいバッテリーと交換する羽目に。結局半日が吹っ飛び予定のスケジュールはメチャクチャ。

さらにバッテリーの取り替えは作業費を入れて税込お値段31,450円也。ガッビーン!、まだ月末まで2週間ほどあるのに…

こんな時、電気の武者ならバッテリーが弱っていてもスパーク・プラグによる点火一発でエンジン始動!

んなわけない。別に体が帯電しているわけじゃなく、ボランさん単にアコギをエレキに持ち替えただけ。

T.Rexと名前を改めて1971年に出た2作目、Electric Warrior(電気の武者)は全英1位に輝き、フォーク時代のアンダー・グラウンドから地表に登場し一気にトップに駆け上がった作品。

ボランさんの相変わらずお気楽な調子にオイラの怒りモードも多少は解消されたかな?

結構結構。

 


アルト・サックス快調

2024年05月14日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

先日、ジャズ・フュージョン系のサックス奏者、デヴィッド・サンボーン氏がお亡くなりに…

最近こんな話ばっかりで少々気が滅入るも、不老不死なんて存在しないこの世では誰もが通る道なので仕方ないし受け入れるしかない。

本日は追悼の意を表し彼の作品でも味わってみるのだが、ちょっと趣向を変えて彼のリーダー・アルバムではなくDavid Liveを聴いてみる。

この作品は1974年6月から約半年にわたって全米を駆け巡ったデビッド・ボウイのダイアモンドドッグ・ツアーを収録したもので、グラム・ロック期の作品と当時の最新作Diamond Dogから選曲された7月のフィラデルフィア公演のものを使っている。

ボウイのグラム期のイメージを吹き飛ばすアメリカ向けって感じで結構ストレートなロック・サウンドで構成されていて、中でもデヴィッド・サンボーンがアルト・サックスを吹きまくり、ボウイの曲によく馴染んでいていい感じ。


Everything is Hunky Dory! (全て上手くいってる)

2024年03月01日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.
デビッド・ボウイーのべスト・アルバムと言えばファンによってそれぞれ好みがあるもの、やっぱりグラム・ロック時代のアルバムですかね。
 
個人的には1972年のZiggy Stardusrtを押したいが、その前作のHunky Doryも捨てがたい。
 
この当時は音楽的なアイデアがボウイーに無尽蔵に湧き出たかの如く短期間にどんどん作品化され、Hunky DoryはChanges、Oh! You Pretty Things、Life On Marsや他数多くの名曲が収録された。
 
またミック・ロンソンらのバックもボウイーの意を汲み取りその世界観をうまく表現出来ているし、当時ストローブスのメンバーやスタジオ・セッション・プレイヤーとして活躍していたリック・ウェイクマンの華麗なるピアノも聴きどころ。
 
アルバムは全英3位にランク・インされボウイーの出世作となった。
 
全て上手くいったみたい。
 

全ての若者に告ぐ

2023年08月11日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

モット・ザ・フープルの通算5枚目、CBS移籍の初アルバム、All The Young Dudesが1971年に発売された。

前作、アイランド・レーベルからの最後のアルバム、Brain Capersが内容は悪くないのにチャート・イン出来ずバンド解散寸前まで行ったものの、当時彼らの才能を買っていたデビッド・ボウイがプロデュースを引き受け、またボウイの新曲も提供された。

それまでのハード系にグラム・ロックの味付けがなされ時代にマッチ、全英21位・全米89位を記録しバンドは息を吹き返した。

このアルバムには、ミック・ラルフス作のReady for Loveやルー・リード作のSweet Janeのカバーなど注目曲が収録されているが、中でもイアン・ハンターの絶叫調ボーカルをフィーチャーしたボウイのペンによるタイトル・チューン、All The Young Dudesが秀逸。

かってボウイがジギー・スターダストに成り代わり、人類は5年以内に終末を迎えるって歌った。

その続編って事で、

全ての若者よ! チンタラやっている場合じゃない。ニュースを知って現実を理解し行動すべきだと。

おぉ〜、勉強になります。

てな事で、オジンになってもヤフーのサイトで毎日ニュースしっかり読み続けております。

まあ、ろくでもないニュースばっかりだけれど...


Space Oddity(宇宙での異常)

2023年06月23日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

デビッド・ボウイの1969年の2作目のアルバム、Space Oddityでも。

60年代末期のサイケデリック風フォーク・ロックって感じで、アコギのサウンドはエレキ一辺倒より柔らかく感じられて心地よく聴こえる。

このアルバムは1968年に公開されたSF映画、2001 A Space Odyssey(2001年宇宙の旅)とか人類初の月面着陸を試みようとするアメリカのアポロ計画なんかにインスパイヤーされたとか。

ただ、あれから50年以上経った21世紀も四半世紀を過ぎようとしているのに映画で描かれたような宇宙計画のレベルにはまだまだ到達していない。

異常事態によって宇宙で迷子になってしまったトム少佐もきっと痺れを切らしている事かと…

早くオイラを救出してくれ~!


音を絞ってクールに過ごす

2023年05月19日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

時間に追われるヘビーな毎日。

週末の夜はちょっとひと息入れてみる。

デビッド・ボウイの1977年、通算11枚目のスタジオ・アルバム、Heroes。

ブライアン・イーノとトニー・ヴィスコンティのトリオで臨んだベルリン3部作の第2弾。

エクスペリメンタルなサウンドはアンビエント・ミュージックにも繋がり、部屋の照明を落とし音量を絞って聴いているとなんだか心がとても落ち着く。


革命の子供達は何処へ?

2023年01月23日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1972年のヒット・アルバム、The Sliderからシングル・カットされたMetal Guruに続いたヒット曲が1972年11月から始まった来日公演に合わせて発売されたアルバム未収録のシングル盤、Children Of The Revolutionだった。

初出は当時リンゴ・スターが制作・監督を手がけたT.Rexのドキュメンタリー的映画、Born To Boogieでのエルトン・ジョン(ピアノ)とリンゴ(ドラム)が参加したジャム・セッション・シーンで、シングル盤の音源はその後別にレコーディングされたそうな。

プロデューサーのトニー・ビスコンティが施した重いストリングスが絡み、摩訶不思議な印象のサウンドとなった。

新しい時代の革命を起こすのは子供達、決して馬鹿にしちゃいけんよ~って歌っていたけれど、矢継ぎ早に20世紀少年など数曲のヒット曲をチャートに送り出したその後はボランさんもちょっと息切れしたかな?

グラム革命もあえなくその終焉を迎えることに。

それでも、当時は色々な毛色のアーティストが入れ替わりに登場してきて楽しかったな。


温故知新、旧規格のCD、その2

2022年11月28日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1974年、アメリカ進出を目論みアルバム、Diamond Dogが発売。間髪を入れずにアメリカ・ツアーを敢行し同年10月にそのフィラデルフィアでの公演のライブ音源をレコード化した。

それがDavid Live。

レコードが発売された当時は、音が平坦だとかボウイのボーカルに薬のせいで張りがないとか色々と酷評された。それでもヒットチャートでは英2位、米8位と大健闘。

そして1990年RykodiscによってCD化された。レコード音源は持っていなかったのでこのCDを購入することに。

(ブルーを基調にジャケを制作)

レコード発売当時評論家からかなり腐されたみたいだが、このCD音源聴いてみると言われるほど悪くはないと思えたのだが…

そして2005年にはオリジナルのプロデューサであったトニー・ビスコンティが5.1CHのマルチ音源を制作した際、それをベースに新しく追加した曲を加えた新ステレオ音源も制作しCD化された。

(2005年盤は、ホワイトが基調となりイメージが激変)

2005年バージョンは1990年のミックスと比べると、少し音圧も上がり更に全体的にメリハリを加えたハッキリした音になったかな?

(2005年の波形は振幅が激しくメリハリ効いてます)

2005年盤ばかり聴いていて古い盤はご無沙汰だったけれど、古いCDには買った当時の思い出もあって、これはこれで聴く価値があるのかな。