CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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個性強すぎ

2024年12月16日 | BEATLES-BADFINGER関連

ポールが曲を他のアーティストとコラボしたとなると有名な所ではスティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、エルヴィス・コステロや10CCのエリック・スチュワートなんかが思い浮かぶが、曲の提供となるとリンゴ、バッドフィンガーにメリー・ホプキンぐらいかな。

ポールの曲を歌うとなると何から何まで全てポールがお膳立てをしてしまい完全にポールの色に染まってしまうので、当のアーティストの個性が消されてしまう。ポール作のバッドフィンガーのヒット曲、Come And Get Itなんてポール自身が歌ったデモの音源をコピーして歌う様にって指示があったとかなかったとか?

本日はポール作でメリー・ホプキンの曲でも。

メリーはアップルのアーティストの契約第1号で、ポールがプロデュースしたThose Were The Days(悲しき天使)がシングル・チャート全英・全米でそれぞれ1位と2位を獲得した大ヒット作。そして1969年のシングル第二弾がポール作のGoodbyeで、全英チャートではビートルズのゲット・バックが1位の座に君臨していて惜しくも2位(全米13位)だった。

(別アートによるジャケのシングル盤)

ポールのプロデュースに更に全ての楽器をポールが担当する入れ込み様。2019年のアビー・ロードの再発盤に収録されたポールによるこの曲のデモを聴いて、思った通りシングル盤のアレンジとほぼ一緒。

カバーとして他のアーティストが原曲のアレンジを崩して歌うのは悪くないが、ポールの提供曲としてヒットを狙う企画の場合はポールのイメージが定まり過ぎていて、売れればそれに越した事はないのかも知れないが、その通りに歌えとなると当の本人たちは何か引っかかっていたかもね?

それから思い出したのだけれど、フィービー・スノウがポールのEvery Nightをカバーしていたけれど、これは彼女の個性がよく出ていてソウルフルでファンキーな仕上がりで中々いいカバーかな。



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